臍炎(さいえん)、もしくは尿膜管遺残症3

臍炎(さいえん)発症5日目
かかりつけ医に書いてもらった紹介状を携えて、朝一で以前心臓の手術をした大病院へ行く。
大病院は紹介状必須の事前予約制だが、予約センターに電話しても、最短の予約は2日後だった。
腹部が痛くてそんなに待ってられないので、長時間待つのは覚悟の上で、
予約ナシの飛び込みで診て貰うことにした。
会社は休んだ。

かかりつけ医は「外科に診てもらえ」と言っており、外科といっても色々あるので
紹介状の封筒には『消化器外科担当医殿』と書いてあった。
なるほど、臍(へそ)は消化器外科なのか。

朝の臍の状態は、ゲンタマイシン軟膏をやめたからか? 
臍の皮膚表面の炎症は若干治まってきたが、まだ赤い。
観察している間に、濃度の濃い膿がどろっと出た。少し血が混じっていた。
今まではジワジワと膿が出ていたので、いきなり大量の膿が飛び出たので焦った。

大病院の待合の間に、外科の医師達の経歴をスマホでチェックした。
私が行った曜日の消化器外科担当医は、外科全体の外科部長で偉い人のようだ。
ベテランだね。少し安心し、少し緊張する。

待っている間にも、今までより一番膿が出て、充てているガーゼにくっついていた。
昨日まではこんなに出なかったのに。
腹筋も動く度に痛い。

しばらく待たされて、診察に呼ばれて部屋に入っていくと、
外科部長の消化器外科医ではなく、別の若い女医で拍子抜けする。
たぶん、私は臍の炎症なので、癌とかの重篤な症状ではないから
下っ端の若い医者に回されてしまったのだろう。。。

20代後半ぐらいの綺麗な若い女医で、
“頭の良いしっかり者のお嬢さん”て真面目そうな感じはしたけれども
医者としての知識とか経験値とかどうなんだろうか?

後でまた病院HPで経歴をチェックしたら、この若い女医は、
一応は外科認定医で消化器外科を担当しているらしいけれど、
本来は乳腺の専門医らしい。。。大丈夫か?

この若い女医に、今までの病歴とか手術歴とか説明し、
臍の説明も一通り説明した。

それで、造影剤を入れてのCT撮影と血液検査をしてもらった。
(ものすごく待ち時間がかかった。)

余談ですが、造影剤って入れるとお腹の中あたりがジ~ンと熱くなるんですね。
昔、手術の前検査で入れているはずですが、この感覚忘れていた。

結果、血液検査は炎症反応が高く出ており、
CTは臍の箇所の炎症だけで、腹膜炎とか尿膜管遺残は大丈夫と言われた。
※この時点では、尿膜管遺残じゃないと言われている。

女医が細長いピンセットで膿を出そうとしたが、若く優しい先生なので
私がちょっとでも痛がると、「痛いですよね~。」と言って、すぐに手を止めてしまう。
本当は、ムリしてでも膿をしっかり出してもらいたかったのだが。。。
この場では、あまり膿は出なかったらしい。
(診察台に横になっていて自分では見えない。)

座ったり立ったり、診察台に横になったり起きたり、の
腹筋を使う動作が痛くて早く動けず時間がかかってしまう。

その後、抗生物質の点滴をしてもらい、
薬は今飲んでいるフロモックスはやめて、別の抗生物質を1週間分処方された。
次は1週間後の診察になった。

そして、処方された抗生物質、オーグメンチン と アモキシシリン の2種類を
調剤薬局で貰おうとしたら、オーグメンチンが品不足で無いと
複数の薬局で言われて困ってしまった。
参照記事(このことね)⇒処方薬を求めて3千里

結局、朝一で大病院に行って、寄り道せずに家に戻ったのが夕方の5時前。
お昼御飯もろくに食べておらず、1日がかりでした。
でも、予約なしで飛び込みで行って、
CT撮影から点滴までやってもらえたのは有り難かったです。

夜も腹が張って痛いが、大病院に行って検査と点滴をしてもらった安心感がありました。
痛み止めのセレコックスを飲んで寝た。

【血液検査の結果】
CRP(炎症反応) 4.4(標準0-0.14) 高いですね(ToT)
白血球 112 (標準33-86) 高い (><)

【CT報告書】写真参照。
腹膜肥厚で腹水貯留ですって(T.T)(T.T)
なんだかものすごい大変そうな事が書いてあるけれど、
でも問題のナイ範囲と若い女医が言ってた。
尿膜管洞膿瘍というのが、臍の底に膿が溜まって炎症を起こしている事なのだそうな。
よって臍炎。(ToT)

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