ボケ父の、介護認定調査票の詳細

友人関係の断舎離について書いている途中ですが、1件別記事を挟みます。

ボケ父の介護認定について、「要介護1」の結果が出ているのですが、

その結果に至った詳細な判定理由が知りたくて、
認定審査会資料(介護認定調査票)の開示申請して、取り寄せました。
開示申請手続きについては、お役所の仕事っぷりに多々不満があり、
こちらに綴っております。⇒介護認定審査会資料の開示取り寄せ

 

時系列でまとめると、

 

父が医療保護入院で認知症病棟に入ったのが、5月。
その1ヶ月後の6月に、入院先で介護認定調査が入り、
7月に要介護1の判定。すぐに詳細な認定調査票の開示を求めました。
7月下旬に、母と私が、父の主治医と初めての面談
8月中旬に、認定調査票が開示される。

 

といった具合です。
父が入院してから、認定調査票の開示がされるまでの間、
母と私は父と一度も直接会ってはいません。

 

認定調査票は8月に取り寄せていたので、
8月中にブログ記事にまとめたかったのですが、なかなか上手くできず。。。 
書くのに時間がかかってしまいました。

 

まぁ、前置きはここまでにして、

それでは、中身、いってみよう!




父の、日常生活自立度の判定は、以下でした。

 

障害高齢者自立度:A1
認知症高齢者自立度:3a

 

認知機能・状態の安定性の評価結果は、以下の判定。

 

認知症高齢者の日常生活自立度:3a

 

身体機能はほぼ問題ナシとされており、認知症でポイントを稼いでいました。

要介護3を取って夢の特養に入るには、
身体機能に当たる『障害高齢者自立度』の判定が悪くでる必要があるのですが、
ボケ父は認知症だけなので、要介護1なんですね。

 

認定調査の具体的な項目を見ていきますと、

 

●身体機能・起居動作 については、
麻痺や拘縮は一切無く、寝返り、歩行も問題ナシ。爪切りも自分でできる。
ただし、「洗身」が「全介助」となっていました。

 

これに関して、調査員の特記事項に、
「手の届く範囲は自分で洗うが、介護士が全て洗い直しをしている。」とありました。
出来ないというよりも、億劫で自分でやらないのだと思います。
これも認知症の所為なのか?

 

●生活機能 については、
「排尿、口腔清潔、洗顔」が「一部介助」
口腔清潔と洗顔については、いちいち言われて指示されないと、
自発的にはしないからです。

 

で、排尿も一部介助って。。。えー!? 
入院前はトイレは全部自分でできていたのに!?(必ず汚すけど)
とびっくりしたら、特記事項に
「睡眠剤の服用時に夜間の失禁があり、紙パンツを着用し、失禁時は看護師が履き替えの介助をしている。」とありました。

 

これには驚きで、認定調査が既に実施された後に、
母と私は主治医と担当看護師と面談をしているのですが、二人とも、
父の夜間の失禁については何も言っておらず、
むしろ「トイレは自立していらっしゃる。」と言われていたものですから!

 

父が睡眠剤を飲んでいたのは、入院初期の時だけだったので、
飲んでいない今は、夜間の失禁は無いのかも知れません。
だから、主治医にも何も言われなかったのかも。

 

でも、あー驚いた! 
この事実は、認定調査票を取り寄せなければ分からなかった事です。

 

それにしても。。。 
体の不自由は無く、着替えは自分でできるのだから、
お漏らしの履き替えだって、看護師さんにやってもらわないで自分でやれよ!
って思いました。 
何か、すごく父らしい振る舞いでムカつく!
 
父はボケる前から、いつだって、何だって、自分がやった事の後始末は、
自分でやらないで他人任せだったんです。

お漏らしした事に怒っているんじゃないんです。私は!




 

●認知機能 については、
「毎日の日課を理解」「生年月日を言う」「短期記憶」「今の季節を理解」が
「できない」と判定。

 

特記事項には、
・全ての行動は介護者の声掛けがなければ行わず、
 本人は日課を理解していない。
 
・紙とペンを借りてテーブルに向かうも、何を書くのか忘れてしまうなど、
 短期記憶はできない。
 
 ↑これは、主治医と面談した際にも報告がありました。
  メモる程、大事な事は何もないけど、メモろうとして、
  それも忘れて、紙とペンを放置って。。。すみませんです。

 

・自分の年齢を45歳と答えている。
 
 ↑ひえ~! ますますボケてる!
  入院時は年齢は分からなくなっていたものの、『75歳ぐらい』とは言えたのに。
 (実際は76歳。)
 40歳の私と、さほど年齢が変わらないじゃないですか!

 

 これについても、主治医から報告は聞いていて。
 父は、『連休が欲しいんです!』と、毎日が夏休みのくせして
 こんな主張を病院でしたそうな。
 自分が45歳の認識ならば、現役真っ最中の頃ですね。
 労働組合の活動をしているつもりみたいです。

 

更に、
「外出して戻れない」ことが「ときどきある」と。

 

特記事項には、「自室が分からず介護者に尋ねる事が月に2~3度ある為。」と。

 

わちゃ~。ここまで進んだか。。。 
入院して1ヵ月当時で、記憶力悪くなっていますね。
4ヶ月経った現在は、更にどうなっているんだろ?

 

●精神・行動障害 については、何も無く。
入院したら大人しくなったらしいです。
家に居た頃は、すぐに激高、徘徊、物を壊す、話がまとまらないetc 

沢山項目が引っ掛かったんですけどね。




 

というワケで、以上が父の介護認定調査票の内容だったのですが
開示申請をして取り寄せて、結果、良かったと思います。

 

何故、要介護1だったのか理由が分かり、
医療保護入院して以来の、父の生活ぶりが垣間見られ
主治医との面談だけでは知り得なかった情報も含まれていましたから。

 

入院して1ヶ月後で、家に居た時よりも認知症が進行していますから。。。
3ヶ月後の主治医面談では、脳の萎縮が海馬に到達と言われ。
ゆっくりじゃなく、このままどんどん進行していって
母と私の事を早く忘れて欲しいです。
4ヶ月後の今現在は、もう忘れているかな?

 

早く、全てを終わりにさせたいけれど、体は元気だからね~。
でもここまで来ると、再起不能じゃん。困った。

 

長くなったので、いつもの安楽死待望論は今日はやめておきます。
長文お読み下さり、ありがとうございました。

 

 

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認知症の介護地獄
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コメント

  1. ダイアナ より:

    はじめまして。
    ご家族の認知症。大変ですね・・
    私の父が糖尿病と複数の合併症、認知症で
    施設を転々としたのちに昨年亡くなりました。
    家族のお気持ちやお金やその他日常の事等、
    色々と共感しながら読ませて頂いてます。
    私40代。
    同じく本気で早期リタイアしたいと思い
    日々過ごしています。

  2. ティー子 より:

    ダイアナ様
    はじめまして。コメントありがとうございます。
    お父上、御病気+認知症で、施設を転々とされたとの事で、どんなにか大変だったかと思います。
    うちは、認知症だけで、一つの施設に入れるだけでも一苦労でしたから。
    親の事で苦労した分、せめて早期リタイアして楽したいですよね。

  3. ダイアナ より:

    ティー子様
    ほんとにそう思います。
    うちの父は、大声を出してしまう症状があったので
    施設に入るまではとても大変でした。
    時々意識を失うような状態になって、救急車で病院に行っても騒いでしまうので入院は出来ないと断られ
    ましたし、歩けない体の大きな父を母と姉と私3人がかりで車椅子に移しタクシーに乗せ家に連れて帰るという事が数回。家族は父の声で眠れず・・・
    その後ようやく入れたのは精神病院でした。
    薬で落ち着いてからは施設に入りましたが、都内自宅から片道2時間かかる場所だったり、とにかく遠かったです。すみません。うちの苦労話を長々と書いてしまいました。
    私自身も去年から過呼吸の症状が出て、今も時々苦しい事はありますが、気の持ちようだと思ってなんとかやり過ごしています。
    ティー子様もくれぐれも体を大事にして下さいね。
    リタイアしておだやかに楽しく暮らしたい。
    健康も財産と思ってお互いがんばりましょう!

  4. ティー子 より:

    ダイアナ様

    ダイアナ様のご家庭も、お母上と姉上と、女だけで認知症のお父上の対応をなさったのですね。
    うちも、男手が無かったので、父の相手をするのに相当苦労しました。男の認知症は、体格が違うし、暴れたり(うちの場合)すると、女の我々には本当手に負えなくなって大変ですよね。

    ダイアナ様は、父上の事は決着ついたようで。時間はかかるかも知れませんが、疲れ切った心と体を元に戻すようにご自愛下さいね。

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