認知症で老人ホームにいるボケ父。
相変わらずしょっ中電話をかけてきます。
相変わらずしょっ中電話をかけてきます。
電話に出るのは必ず母です。私は出ません。
最近の電話の内容は、“オレのカネどうした?” から少し変化して、
私への面会要請になっています。
年明けあたりに母に「ティー子は何歳だっけ?」と電話で聞いてきて
“40歳”という返答に絶句していたボケ父。
ボケ父の中では、ボケ父は45歳、娘である私はほんの子供
という設定だったらしく、余程ショックだった様子。
という設定だったらしく、余程ショックだった様子。
それが引金となり、ボケ父の執着の対象は、
“オレのカネ” から 私 “ティー子” になってしまいました。
(迷惑。私の事は早く忘れて欲しい。)
そんでもって、娘の年齢は幼稚園前後という記憶で定着して、
40歳という事実はどっかに吹っ飛んだ様子。
「ティー子、もう幼稚園に上がるだろ?
どのぐらい大きくなったか見たいから、連れてきてくれ。」とか、
「ティー子に机買ってやるから、家に帰る。」とか
「ティー子に机買ってやるから、家に帰る。」とか
「ティー子の小学校のカネ、オレのカネから出していいから。」
と、母に電話で言ってくるそう。
と、母に電話で言ってくるそう。
は~、現役時代はあんなに母と争って、生活費を出し渋って、
あとの事は知らんぷりだったくせに
ボケたとたん、気前が良いこと!
もう終わった、払う必要のない金については、オレが払うだなんて。
責任能力を失ったとたん、ムダな責任感を出してきてるわ。
それから、ティー子を連れて来い。ティー子に会わせろ、とも。
母が、
「今は寒いから、もう少し暖かくなってからね。
風邪やインフルエンザをひくと大変だから。」と優しくいっても
「何で?」「さっと連れてくればいいだろ?」と、
どこまでも自分本位。
ボケ父にとっては私はほんの小さい子供で、
ひょいと抱っこかおんぶをして、簡単に連れて来れると思っているのだ。
ここから老人ホームまで電車で何回も乗り換えがあって、
時間かかって、大人だって大変なのに。
「さっと」なんて、子供を抱いて移動する母の苦労や手間は何も考えていない。
何が会いたいだ。絶対に、ボケ父の思い通りにはしない。
私は、ボケ父がボケる前の日々と、ボケた後の苦しめらた日々を忘れない。
今まで母と私にしてきた仕打ちの報いは受けさせる。
私は、ボケ父の連帯債務者となって、
毎月ちゃんと老人ホーム代を払っているんだ。
毎月ちゃんと老人ホーム代を払っているんだ。
私は私の責任を果たしている。
これ以上を私に望むなんて、調子が良過ぎる。
これ以上を私に望むなんて、調子が良過ぎる。
そんなこんなで、
ボケ父は完全に私を幼稚園~小学校1年生ぐらいだと思っているので
ボケ父は完全に私を幼稚園~小学校1年生ぐらいだと思っているので
今の私を見ても、分からないんじゃないかな?
見たら思い出すかも知れないけれど、
今は現在の40歳の私の容姿は忘れていると思います。
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