寝んねのおばちゃん

お盆休みは、母の田舎に身を寄せていました。
親しくしている従兄も自分の子供を連れて集まり、
私は一人っ子なので甥っ子姪っ子は居ないのですが、
従兄の子供は何と呼ぶのでしょう?
甥っ子姪っ子みたいな感覚で可愛いものです。

 

小学校低学年と幼稚園の姉弟で、
子供に慣れていない私にもよく懐いてくれました。
可愛いのですが、私も無責任なもので、
ものの10分で彼らのお相手に飽きる&疲れてしまい、
隙さえあれば部屋に引っ込んで昼寝をしていました。
まぁ、すぐに見つかってしまい、「あ~!また寝てる! 遊ぼうよ!」と、
再び彼らの遊びに付き合わされるのですが。。。

 

そんな事を繰り返していたら、私は子供たちに『ねんね(寝んね)のおばちゃん』
と呼ばれるようになってしまいました。

 




“ねんね”のおばちゃん って、なんだか枕営業とか、
そういう生業をしている女性みたいで嫌だなぁと思って、
「ねんねのおばちゃんって呼んだらダメだよ!」と子供たちに言ったら、

 

子供たちは少しぽかんとした後、
「じゃあ、ねんねのおじさん?」って。(-_-;)

 

純粋な子供たちは、“おばちゃん”じゃなくて、
“ねんね”の方がアウトなのが分からなかったようです。
それからずーっと私は、ねんねのおじさんと子供たちに呼ばれ、
そのうち“ねんね”が省略され、ただ“おじさん”とだけ呼ばれ、
いくら頼んでも直してくれませんでした。

 

子供に遊ばれてしまったお盆休みでした。
 

 

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