どこまでも物を壊すボケ父

休みの朝、また認知症の父が入居している老人ホームから電話。

母が出ると、ホーム長さんが、
「ご主人様がまた家に電話したがっているのですけれども。
お手持ちのテレフォンカードが、残高はまだあるハズなんですけれど、
公衆電話に入れても何故か読み取られなくって。

見た目は何とも無いんですけれど、
曲げたとか濡らしたとか保管の仕方が悪かったのでしょうか。
こちらの管理不足で申し訳ありません。

¥500のテレフォンカードを新しく購入して頂いて、
請求に載せてもよろしいでしょうか?(←言いたい事は、結局これ) って。

 

もう、、、(怒!)

前の最初に医療保護入院でいた時の、病院で買った¥1,000のテレフォンカードを、
全部使わないうちに壊して使えなくしたって。

まだ3回しか使っていなく、短時間話しただけだから、
まだいっぱい残高が残っていたはずなのに。勿体無い!

 

うちのボケ父は、どういうワケかやたらと物を壊す人で。
電化製品なんか特に。

パソコンは2台、ネット接続できなくし、色々おかしくしたし。
ビデオデッキもすぐに壊すし。
照明のスイッチもどうやったらそうなるのか、電気が点灯しなくなるし。

ボケで医療保護入院する直前は、1週間の間に2回もテレビを映らなくして。

今度はテレフォンカードですか。




 

ボケ父には、この春以来、数十万単位で本当に金がかかっており、
毎月の老人ホーム費用を払うのがいっぱいいっぱいで、
この先何年払い続けるか分からない介護費用を考えると、
余計な金を払う余裕なんて無いのですけれど。

でもホーム長から直々の電話で、
¥500のテレフォンカードを断るワケにいかないので
仕方なくOKしましたよ、、、。

 

そしたら程なくして、施設の公衆電話からボケ父が妙に上機嫌で

「もしもし? オレオレ! オレだけど~。また例の件、頼むね♪」って。

 

“また”って何!? “例の件”って何!? 初耳なんですけど!
と、突っ込みどころ満載なのですけれど

どうせまた、「金が無いから持って来いとか」いつもの金の無心だろうと。

母も適当に合わせて
「はいはい、例の件ね。分かった分かった。心配いらないから。」と言って。

ものの数秒で電話は終わったのだけど。

「『例の件』って何の事?」と私が母に尋ねたら、
母は、「そんなの知らねーョ!」だって。(笑)

母も、この春頃には、ボケ父の為に介護鬱になって苦しんでいたのに、
今ではたくましく、ヨユーで流せる程、回復しました。頼もしい。

 

それでも、
はー、ホントにイヤ! 電話かけてこないで欲しい!

それにしても、どれだけ介護スタッフの方に、
しつこく電話をせがんでいるのだろう。

あちらの手を煩わせないで欲しい。

 

お読み頂きありがとうございました。
↓ ついでにブログ村のクリックもして下さると嬉しいです。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村

認知症の介護地獄
ティー子をフォローする

過去記事ランダム


ひとりで楽しく、早期リタイアを夢見て

コメント

タイトルとURLをコピーしました