ボケ父から、またカネの電話

認知症で老人ホームにいるボケ父から、また家に電話がかかってきました。

老人ホームに入ってから最初にかかってきた電話から、たったの１週間後にです。

前に医療保護入院していた際も、
一度だけ病院から家へ電話がかかってきたのですが

その時は、病院側へボケ父の電話を禁止してもらい、
それっきりで以降は一度も電話はかかって来なかったのですが。。。

今は民間の老人ホームですので、病院みたいに強い権限は持っていなく、
電話禁止とかは完全には出来ないみたいです。。。（T.T)

前回と同じように、ボケ父が電話をかける前に、
またホーム長から電話があって

「入居以来、お金への執着心が強くあるようで。。。
電話をかけたがっているんですよね。短期記憶ができないので、前に電話をかけた事を忘れておられて。ちょっと話せばご本人落ち着かれますので、すみません。。。」と。

ホーム側でも一応セーブしているらしいのですが、
それでも相当しつこく「電話したい！」と訴えているようです。

も～ボケ父！　介護スタッフさんに迷惑かけるなよ！

で、15分後ぐらいに家に電話があって、母が出たら、

「オレオレ！　オレだよ！　金が無いから、一回、家に帰りたいんだけど！」と。

はぁ！？　家に帰るだなんて、軽々しく言わないで欲しいです。

遠いし、介護タクシーでいくらかかると思ってるの！？（23,000円です！）

母が、どうして？　と尋ねると

「仕事で金借りて、￥5,000払わないといけないから。だから金を取りに家に帰りたい。」だって。

それで、母が「仕事って？」と聞くと

「ほら、シルバーの後に行ってた、前の職場だよ。」だって。

シルバーの仕事の後に、医療保護入院で病院の認知症病棟に入って、
そこで父は45歳のつもりで「ここには連休が無い！」といって
労働運動をしていたそうなので、その話がまだ続いているようです。

ボケ父にとっては、老人ホームに入る前にいた医療保護入院先は、
仕事だと思っているようです。

それで母は、

「それならこの間、こっちに請求書が来て、払っておいたから大丈夫だよ。」

と適当に話を合わせて言うと、「あっそう。」と納得して電話を切ったそうで。

ボケ父はいつも、金が無いから持って来い！とか、今回は
金を取りに家に帰りたい！　という電話をよこすけれど、

いつも自分がつかう金の事ばかりで、

今、自分が入院している病院代とか老人ホーム代の、
莫大な費用の心配は一度もあった試しがないんですよね。
本当に全部、他人まかせ。ボケても自分本位。

ここに居たら金がかかるから帰りたい、じゃないんだよね。

仮にそう言われても、どうにもならない事ですが。なんかムカつく。

こっちへの配慮というものが何も無いんだから。

ただでさえ金喰い蟲のくせに、金の話をしてくるな！　腹立つ。