年齢の認識、ボケ父と同じ思考回路なのか!?

認知症で、要介護4のボケ父。現在78歳。
ボケ父は、ボケる前から自分の年齢を上に言う、逆サバ読みのクセがあった。

ボケ父は、まだ66歳ぐらいだったにもかかわらず、
「オレはもう70歳だからよ~。」と言うのが口癖だった。

そして、70歳になると今度は、
「オレはもう75歳だからよ~。」って。

ボケ父は当時、自分は何歳であるかはちゃんと判っていたのだが、
自分を実際より年齢が上の、どうにもならない無力な年寄りだと名乗って、

世帯主だとか、人としてとか、生活費だとか、
全ての煩わしい責任から逃れて
母や私に丸投げする目論見でそう言っていたのである。

やがて、ボケ父は75歳になる頃には完全にボケて、
自分の年齢も生年月日も、本当に分からないトンチンカンになってしまった。
「オレはもう80歳だからよ~。」とは言わなかった。
老人ホームで、36歳だとか、娘の私より若い年齢を名乗っていたよ。(汗)

そして私。
私もこのところ、ボケ父と同じように、自分の年齢を上に思ってしまい、
正しい年齢がぱっとすぐに出てこない時があるのだ。

私は、ボケ父みたいに年齢を逆サバ読みしたところで、
ボケ父の老人ホームの連帯保証人だとか、介護費用の連帯債務者であるとか
私が負っている責任から何も逃れられないのだが。

私も、38歳頃の時には自分の事を、「もう40歳だ。」と思っていて、
実年齢の38歳であるよりも、40歳である認識の方が強かった。

そして、40歳に到達すると今度は、「来年41歳だ。」と強く意識してしまい
頭の中で、「私は41歳」とインプットしてしまう。まだ40歳なのに。

今現在は42歳なのだが、「来年は43歳」という意識が先走ってしまい
完全に今からもう、43歳の気分でいるのだ。

年齢を、自分の中で先に、先に、と認識してしまうのですね。

実際に この間、趣味の習い事のメンバー達と、自分の年齢の打ち明けっこをしたのですが
私は普通に、「43歳だよ。」と言ってしまって、
後になって、「ありゃ? 私、まだ42歳だったのに! 何言ってるんだ~!?」
気が付いたのですが、既に別の話題になってしまっていて、
今更、42歳でしたと言えなくなって、そのままでいる。

この調子だと、来年43歳になった時には、「もう45歳だ」という認識でいるだろう。

あ~ヤダヤダ。
これじゃぁ、ボケ父と思考回路が同じじゃないか!
血なんだろうね。変なところが似る。

ボケるところまで似たくはないのだが、どうなってしまうのだろう。
恐怖!でしかない。

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