このブログに時折書いていますが、
母は、雪深い北国の出身ですが、上京してきてもう50年です。
母の母（私から見て祖母）も、
同居していた長男（母の兄、私から見て伯父）の仕事の関係で、
雪の無い県外に移住して、雪深い北国からは離れました。
そういう事情があって、母は帰省する時は、自分の親を訪ねる事になるので、
元々の生まれ育った故郷の北国ではなく、
母の兄一家の移住先の県を訪れるので、
もう長い事、故郷の北国には行っていません。
しかし、その故郷の雪深い北国には、母の弟を含め、
まだ一族の親戚が少々住んでいます。
テレビのニュースでも時折伝えられていますが、
今冬は豪雪の年だそうで、あまりの降雪量に、
幹線道路で車が立ち往生してしまい、復旧まで何日もかかるとか、
雪下ろしで人が落ちて死亡事故が発生したとか、
とにかく今年は雪で大変だそうです。
うちの母は、東京の雪の無い生活を知ってしまったら、
もう二度と、あの雪国の生活には戻れない。。。 とも言っています。
そしたらですね、なんと、東京で暮らす我が家にも、
豪雪の被害が飛び火しました！
と言いますのも、母の弟夫婦。
今も、豪雪地帯の雪国に住んでいますが、
定年退職後は、嫁いで雪の少ない県外に出た娘の近くにアパートを借りて、
雪国と、県外のアパートを、行ったり来たりする生活を始めました。
ところが段々、行ったり来たりするのが億劫になるもあるのでしょうし、
やはり、雪の少ない暮らしが良くもなったのでしょう。
県外の、娘の近くのアパートに滞在する割合が多くなり、
ほとんど、元の自分の家には戻らなくなりました。
そして、この冬の豪雪です。
母の弟の家は、主が不在ですからね。
雪下ろしがされず、雪は降り積もっていく一方。
母曰わく、雪国の雪下ろし問題って、とにかく地域の重大問題なんですって！
いくらでも、近所の揉め事になるそうな。
母の弟の家も、全然、雪下ろしがされていなくて、
近所がざわつき始めて。
屋根に積もった雪が、自然と屋根を滑って落下するのも、
もし人に当たったら、とても危険だし、
そういう雪が、隣の家の敷地に落ちるのも、大問題なんだそうな。
（母の弟の家は、田舎でも市街地にあって、
隣と隣の間隔が東京とさほど変わらないぐらい狭い。）
あと、家の前を除雪車が通った後の、後始末も、近所の仕事だそうで
家の前の道路脇に溜まった雪を、各家庭が寄せるのだそうな。
（この辺り、東京の私はよく分からない）
そういう、雪のゴタゴタを、母の弟は不在の為、放置しており
近所迷惑状態になっていたらしいです。
その苦情が、母の弟の家の、近所に住む親戚に回ってしまい、
「お前の身内だろ！ どうにかしろ！」と、その親戚が怒られてしまったらしく。。。
しかし、母の弟は前述のとおり、家にはずっと戻っておらず、
携帯番号も、隣近所、親戚には伝えていなかったらしく。
連絡がつかない。
それで、その親戚は、電話番号を知っている我が家に電話をしてきて。。。
母に、「あんたの弟をなんとかして！」と泣きついてきたのです。。。
まぁ、その親戚も気の毒だわな。
親戚というのも、90歳の母親と、65歳の独身！の娘の二人暮らしで。
（まるで未来の母と私のよう！）
母の弟の事で、近所からの当たりがキツクなるというのは、厳しいよな。。。
母は母で、普段から全然、弟とは疎遠になっていて、連絡を取っていないのだけれど、
携帯番号ぐらいは知っていたので、その泣きついてきた親戚に
「番号教えるから、自分で言う？」と聞いたら、
「いや、あんたの弟の事なんだから、あんたがケジメをつけるのが筋だ。」
と言われてしまい、渋々、その後、弟に電話をかけて事情を話しました。
ケジメって、母も弟も、どっちも70歳オーバーよ。。。
その一報を受けて母の弟は、それは申し訳なかったと、
すぐに手を打つ、と言ったそうな。
自分も道路事情が悪いので、すぐには帰れないので、
お金払って雪下ろし業者を手配して、やってもらう事にしたそうな。
実際、その後すぐに雪下ろし業者がきて、母の弟の家の雪下ろしをしたそうで、
親戚からもまた母に、話をつけてくれてありがとう。と電話がかかってきました。
ところが、その雪下ろし業者、家の玄関の前に、下ろした雪を高く盛ったまま帰ってしまい、
あれじゃぁ、ドアを塞いでいるから家の中に入れないよ。と。
それから、あっという間にまた雪が降って、積もってきて、
もう1回、業者呼ばないとダメだよ。と。。。
母の弟も、もうあの家は処分したいのだそうだけど、
築古だし過疎の街で、売れないだろうなぁと、嘆いていたそうな。
雪深い北国の、雪下ろし問題。大変ですね。。。
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