母が、「どっかに連れて行け!」とうるさいので、週末は旅行に行ってきました。
旅行は、本当は京都が良かったのですけれど、
コロナの規制が解禁になって、外国人も普通に入ってきているので、
気が付いた時にはもう、京都の主な宿はどこも満室で取れませんでした。
なので今回は、初めて行く土地です。
漁港がある都市で、観光市場みたいなのがあって、
店先でウニとか貝とか買って、その場でさばいてもらって食べられるという、
海鮮好きな母と私はとても楽しみにしていたのですが。。。
新幹線に乗って旅先に到着して、市場もすぐ近くなので着いたら、母が「臭い!」と。
三歩あるくたびに、「魚臭い!」「生臭い!」と、臭い、臭いを連呼。
実際は、まぁ、魚市場ですから、多少の魚臭さは当然あるだろうと。
私は許容範囲でしたが、とにかく母がずっと「臭い!臭い!」と
それしか言わなくてうるさいったらありゃしない。
母が「臭い!」と言う度に、イラ!っとする私。。。
そして、楽しみにしていた、
店先でウニとか貝とか買って、その場で食べるやつも、
「こんな臭い所で食べるなんて、気持ち悪くてイヤ!」
と、まさかの拒否。
実際は、どの店も、大量の氷の上に、冷蔵のショーケースの中に並べて、
ハエとかたかっていないし、見た目清潔そうだったし、
食中毒なんて出したら、それこそ営業停止ですから、
お店側も気を付けていると思いますよ。
なのに、母は「汚い、臭い、気持ち悪い!」を連呼。
でも私はウニとかホタテとか海老を食べたかったので、店先で買おうとしたら
「やめなよ! アタル(食中毒になる)よ!」
と、道なんか分からないくせに、1人でズンズン先を歩いて行ってしまう。
昼食は、市場の中の食事処で、口コミの良かった海鮮丼の店を事前に調べておいたら、
いざ店の前に行ったら、ショーケースの写真と値段表を見て、
「高い! こんなにするの!?」 と今度はドえらく驚く。
実際は、ちっとも高くありません。相場です。
むしろ、相場より安いぐらい。
東京であんな海鮮丼、食べたくたって食べられないよ。
あまりにも不満そうに母が「高い!」と連呼するので、
その店に入るのは止めて、別の店を探す事に。
でも、観光市場の飲食店なんて、どこも大して値段の差はなく、
結局は、最初に目をつけていた海鮮丼の店よりも、
200円ほど安い、寿司の盛り合わせがある店に入る事に。
そしてまた、「臭い! この店臭いねー!? あんた、臭くないの?」
と延々と「臭い!」を連呼。出されたお茶にも、「臭い!臭いが移っている。」と。
(実際は臭くなかったデス!)
それで、市場特選寿司セット みたいなのを2人前頼んだのですが、
「市場なのにちっとも安くないじゃん! 高いね~。
東京と値段変わらないじゃん!」
と、また文句。
いいえ、東京より安いです。
アナタの基準が100円の浜寿司とかスシローになっているだけ。
それで、セットの寿司に無い、他に食べたいネタも単品で頼むかどうするか
母に尋ねたら、「要らない。高いから。」と。
でも私は食べたかったので、地元産の、フグとボタン海老を単品で頼みました。
そしたら、要らないと言ったくせに、私よりも先にフグに箸を伸ばす母。
私、食べてもイイヨと勧めてもいないのに。(^^;)
フグは1皿2貫だったけれど、ボタン海老は1皿に1貫だけだったのね。
それで私がボタン海老を食べたら、
「フン! 自分ばっかり!」と母。。。
だって、要らないって頼まなかったのは自分じゃん!
食べたいって頼まなかったのに、1尾なのに、半分わけて貰いたかったらしい。。。
挙げ句の果てに、「こんな臭いところで食べても不味いよね。」とか言ってくるし。
ハイ。実際に、「臭い高い」を連呼され、
大好物のプリプリのボタン海老も、何も味がしませんでしたわ。
「こんな生臭い所、嫌だから、早く食べて出よう。」とか母が言うので、
黙々と寿司を食って出ましたとさ。
と、のっけから不穏な空気で旅行は始まりました。
一体どうなってしまうのでしょう?
(続く!)
コメント