51歳で早期リタイアした知人の独身女性の話、続きです。
このシリーズは カテゴリー
『ひとりで楽しく生きる女たち』へ入れております。
参考になさりたい方は、どうぞご覧ください。
外資系で正社員で働いていたCさん。
彼女が早期リタイアに踏み切った理由は結局、会社への不信感からでした。
彼女の仕事が急に激務になり、習い事に来れなくなり
私との付き合いもそれでフェードアウトしてしまったのですが
その、仕事が急に激務になった理由は、
1~2年の間に、同じ部の女性社員3人が
次々と妊娠して産休・育休に入ったにも関わらず、
会社が人員補填をしてくれず、Cさんを中心に残されたスタッフだけで
全てを対応するハメになったのだとか。
Cさんは、産休の人の仕事も請け負い、
連日、深夜まで働く程、仕事が激増しましたが
仕事に穴を開けると、自分の職能評価が下がってしまうので
なんとか仕事をこなしました。
すると会社は、
「なんだ、少ない人数でも仕事が回せてるじゃないか。」
と判断し、派遣社員すらも入れてくれませんでした。
(結局、産休を取った人の2人は、育休終了と同時に仕事復帰せず退職。
他の1人は、復帰したものの育児との両立が難しく、結局長続きせず退職。
更にもう1人が、それを補う為の激務に耐え切れず退職。
更にもう1人が、それを補う為の激務に耐え切れず退職。
2年の間に4人が退職。それでも会社は人員補填をしなかった。)
なのに、次の年の評価面談の時は、
「仕事はできて当たり前。今までが楽させ過ぎた。よって、評価は普通。」
とされ、産休の人の分まで1年以上、毎日夜遅くまで頑張ったのに、
とされ、産休の人の分まで1年以上、毎日夜遅くまで頑張ったのに、
Cさんの給料は少ししか上がりませんでした。
Cさん曰く、今までだって深夜まで続く残業は月に数度はあった。
その代わりに、外資だから夏休みが普通に2週間取れたが
産休者が続出してからは、夏休みも返上して、
毎日夜遅くまで働いたのに、それが普通だと。
外資系なので、Cさんも自己主張しなければ評価は上がりません。
4人も欠員が出ている事、せめて2人派遣で入れてくれないかと
窮状を訴えましたが、会社は、
「人員計画はこっちの仕事だ。あなたが口を出す事ではない。
職歴の長いあなたなら、もっとうまく仕事を消化できるのではないか?
むしろあなたの仕事の進め方に問題があるのでは?」
と言い放ったそう。
Cさんは仕事が激増して、何とか必死で回しているものだから
細かいミスや若干の遅れを出してしまっており
むしろそれを会社に指摘されてしまいました。
Cさんは、この職能評価面談で、
「アホくさ。。。」と心の底から思って、糸がぷつりと切れてしまいました。
そして、まずは正社員のこの仕事を辞める事を決意。
上司は人件費を削減した実績で評価されて
そのシワ寄せがきた下の人間は、あれこれ理由つけて評価しない。
「アホらし過ぎるわよ!」 とCさんは憤っていました。
産休の人がいて、そのフォローに回っている人を
会社が配慮せず、都合の良いように使うという、
いわゆる逆マタハラですね。
逆マタハラが原因で、Cさんは会社を辞める決意をしたのでした。
元々Cさんは、東日本大震災がきっかけになったのと、
お父上を数年前に癌で亡くされて、お母上ももう若くないと意識したり
『自分らしく生きる』という事に色々と思うことがあって、
今の仕事中心の生活を変える事を漠然と考えていたのだそう。
しかし一方で、あと10年しないで定年退職だし、
定年まで働かないとしても、あと数年は働く意欲はあるし。。。
と迷いの気持ちがあったのだそう。
でも、評価面談で会社から逆マタハラを受けた事によって
一気に会社への忠誠心が冷めてしまい
その後まもまく退職してしまったのでした。
まだまだ続く
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