51歳で早期リタイアした知人の独身女性の話、第３話です。
このシリーズは カテゴリー
『ひとりで楽しく生きる女たち』へ入れております。
参考になさりたい方は、どうぞご覧ください。
会社とのいざこざで、51歳で正社員の仕事を辞めてしまったＣさん。
しかしこの時点ではまだ、早期リタイアするという考えはなく
実際、すぐに派遣社員で働いたそうです。
Ｃさんの話を聞くと、逆マタハラを受けて
激務で体力的に限界がきていたのは充分に分かりますが
上司との職能面談で頭にきて、
衝動的に辞めてしまった印象を私は感じたので、
51歳で、正社員の仕事を辞めてしまったら、
年齢的にまた正社員で再就職するのは難しいと思うのだけれど
その辺の心配は無かったのかどうか尋ねました。
するとＣさんは、
もう本当に疲れていて、早く会社を辞めなければ体を壊すところだった。
正社員がどうこうは、まったく考えなかった。
むしろ派遣で、決まった時間の間だけ働いて
その分だけお金を貰えればいいやと思った。
という事でした。
Ｃさんは私より一回り年上で、52歳。いわゆるバブル世代です。
以前から感じていたのですが、Ｃさんには、バブル世代特有の
物事に対しての、良く言えば「前向き」「楽観的」
悪く言えば「見通しが甘い」「まだ感覚がバブル時代」
なところがあって。
昔、Ｃさんと習い事でペアを組んでいた頃も
Ｃさんが会社の愚痴を言って
「もーあんな会社、辞めてやる！」と言って
就職氷河期世代で苦労した私は、
「今のご時勢、年齢的にも転職厳しいよ？
辞めたらもう正社員どころか再就職も難しいんだから、我慢しなよ。」
となだめたら、
「そうなの？ こっちが条件色々付けなきゃ、
仕事あると思うんだけどなー？」
って、Ｃさんは就職に苦労した事が無いような様子でした。
就職難の苦労を知らないＣさんだからこそ、
未練なく正社員の地位をポンっと手放せたのかも知れない。。。
と、そう思いました。
まだ続く
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