ボケたから憎んでいるのではない

うちの痴呆の父。

誰だって、歳をとれば認知症になる可能性は高くなるし
老化現象なのだから、それを責めるのは可哀想な話だ、と

普通の健全な家庭に育った人からみたら、
私は冷たくてひどい娘だと思うでしょう。

でも、うちの父は、ボケる前から
「こういう生活をしているとボケるから、ヤメロ」
という忠告に耳を貸さず、

面倒臭い事には「うるせぇ!」とキレ、
時には暴力でもって母と私を脅してでも、自分だけが楽になる主張をおし通し
定年する前からじとーっと部屋に引き籠って寝てばっかりいて
体を清潔に保つことすら怠り、
その結果、案の定、あまりにも早い年齢でボケの兆候が出ました。

だから、私は父に対して敢えて、認知症ではなく
現在では禁止された、痴呆という言葉を使っているのです。




人が生きる上で誰もが背負っている責任とか義務を放棄したくて、
面倒臭い事は全部他人任せにしたくて、
それでボケ道(ぼけどう)に自ずから邁進したといっても過言ではないので
なので憎んでいるのです。

だから、この世の認知症のお年寄り全てを
私は憎んでいるのではありません。

お読み頂きありがとうございました。
↓ ついでにブログ村のクリックもして下さると嬉しいです。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村

認知症の介護地獄
ティー子をフォローする

過去記事ランダム


ひとりで楽しく、早期リタイアを夢見て

コメント

タイトルとURLをコピーしました