認知症の父親がいるという、恐ろしさ

認知症のボケ父が、5月に医療保護入院し、10月に有料老人ホームに入って。
家からいなくなって半年になります。

 

今年に入ってからの、
父のひどい徘徊出勤、暴力・威嚇行為に苦しめられていたので

医療保護入院してすぐの頃は、母と私、正直、妙な高揚感というか、
浮かれていましたね。「我々の勝利だ!」と。

だけど、半年経って、現実が見えてきたというか。
そうこう浮かれていられなくなってきました。

父が家に居ないという生活は、もちろん、穏やかで良い事なのですが、
やっぱりお金という不安が付きまといます。




 

医療保護入院時よりかは安くなったとはいえ、
毎月、毎月、十数万円がボケ父の老人ホーム代に消えていく。
通帳の残高が、目に見えていとも簡単に減っていくのです。

私がボケ父の老人ホームの連帯債務者となったので、
ボケ父が生きている事が、借金そのものなのです。

家や車のローンは、借入金の額が決まっていて、返済期間が決まっていて、
なおかつ、家や車といった資産が手元に残るけれど

『認知症の父親』という借金は、いつまで生きるか分からない。
返済期間が分からず、延々と負債を払い続けるのです。
何も手元に残らない。ただ、負債なだけ。捨て銭です。

正直、気が滅入ってきています。
借金が無いというのが、私の誇りであり自信であったのに。
父親という莫大な借金が、今はあります。

いつ、返し終わるんだろう。。。

それでも、日本は安楽死制度に目を背け続けるのでしょうか。

 

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