認知症で老人ホームに居るボケ父。
妄言がひどくて、ありもしない事を思い込み、電話をかけてきます。
何年も前に亡くなった自分の実母を、
まだ生きていると思って心配していたり、
もう40歳になる娘の私を、幼稚園児だと思って入学金の話をしたり。
自分の現役時代の年収を考えたら有り得ない事なのに、
「俺のカネ、3,000万あった」とか、「1億円ある。」とか。
でもまぁこの妄言は、事実や執着心に基づいた妄言なので、
理解はできるのです。
ボケ父に実母や娘がいたのは事実だし、
「俺のカネ、1億円」の類も、金額はでたらめだけど、
自分が残したヘソクリを気にしての発言だと。
しかし先日は、電話に出た母に、
「俺に息子っていたよね? どうしてる?」
と言ってきて。
母は当然、
「息子なんて居ないよ。子供はティー子、一人だけだよ。」
と言うのだけど、
ボケ父は
「え~!? ティー子の下に、小さい男の子いなかったっけ?」
と、しきりと言っていたそうな。
は~!? 息子?
もしも、私に男の兄弟がいたら、
そいつに老人ホームの連帯債務者をやらせるわい!怒
一人で全ての責任背負ってこんなに苦しんでいないわ!
我が家は、娘の私が一人っ子で、兄弟は居ないです。
産まれてすぐに亡くなったとか、
死産や流産の類も無いと母も言っており。
死産や流産の類も無いと母も言っており。
妾がいてその間の子とかも全く無く。
365日、40年間、ボケ父は家で晩御飯を食べてましたからね。
早く帰ってくる事はあっても、遅く帰ってくる事は一切無く。
休みの日は引き篭もりだったので、外に女なんていないし。
それに、ボケ父から見て甥っ子にあたる人物も、
私より3歳以上年上ばかりで、
甥っ子、姪っ子含めて、私が一番下なのです。
ボケ父が息子と間違う、私よりも小さい男の子。。。
心当たりが全く無いのです。
そういう、存在しない息子の存在を、ボケ父は創り上げてきて。。。
はぁ~、認知症の発想って、本当に不思議ですね。
母は、
「雑誌で読んだけど、認知症の言う事に、否定って絶対しちゃいけないんだって。
だけど、1億円だの息子だの、ありもしない事に否定しないなんて無理!
無いもんは無いもん! そこまで付き合ってられないわよ。
認知症の人を中心ばっかりで、こっちのメンタルはどうなるの?」って。
。。。そだね~!
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