憎しみと悲しみの京都

京都に一人旅してきました。
本当は、母と一緒に、春の京都を観る為に
何か月も前から準備し手配をして、楽しみにしていたのですが

既に先日、ブログで報告したとおり
父の認知症の具合が、この春に一気に悪化し、
とても父を一人、家に置いて行ける状況ではなくなりました。

本当に、急に痴呆が進んで、
異常行動を日に何度も連発するようになったので
まだ介護申請も、認知症の診断すらもしてもらっていなく
介護施設のデイサービスや、ショートステイ等も利用できなく。
本人は、家に固執しているのでこの先も絶対に無理でしょう。

私は、これから始まる介護地獄、
その前に、母と二人で「当面、旅行はお預け。最後の楽しみ。」として
京都に行きたかったのですが。。。
母は、父を見る為に断念しました。

そして、母は私に
「あんなクソ爺ィの為に、私達二人そろって楽しみを諦めるのは悔しい。
 せめてティー子だけでも、京都に行って来て欲しい!
 これが私達のせめてもの抵抗だ!」

と言って、私を京都に送り出してくれました。母心に涙でした。。。




それで、京都には私ひとりで行って来たのですが
桜シーズンの京都。

桜は美しく咲き誇っていたけれど、
どんなに綺麗なものを観ても、どんなに美味しい物を食べても、

「これは、母と一緒に観るはずだった。。。
 これは、母と一緒に食べるはずだったのに。。。」
としか考えられなくて。。。

わざわざこのタイミングでボケた父には憎しみと怒りでいっぱいでした。

元々、一人大好き、一人旅も全然平気な私なのですが
この京都の一人旅だけは、悲しく、楽しめなかったです。

 

 

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