早朝の徘徊と、昼に妄言と2回目の徘徊に出た父。
父はその後、路上で血だらけで気を失って倒れているところを通行人に発見され、救急車で搬送されました。
そして、母と私はタクシーで搬送先の病院へかけつけました。
一瞬、これでお陀仏か?と期待したけれど、自分で救急隊員に自宅電話番号を伝えていて、意識はあるんだ。。。と正直がっかり。
病院に着いたら残念な事に、普通に父は元気でストレッチャーに横になっており、
一応は点滴を受けていました。
一応は点滴を受けていました。
「血だらけ」と救急隊員が言っていたけれど、
実際は、倒れた時にできたと思われる、頭の後ろに1cm程の浅い切り傷。
止血は終わったのか? 出血は既に無く傷は乾いており、絆創膏も貼らずにいました。
まぁ、首や服の襟足には少々血がついていたけれども。
心電図やCTを既に撮っており、その結果待ちなので
しばらく待つようにと看護婦さんから言われました。
ただ、看護婦さんからこっそり耳打ちされたのが
「認知症お持ちですか? 救急車の中で、自宅の電話番号は言えたのですが、
ご自分の生年月日は分からなくて言えなかったんです。
あと、今を8月って言ったりしていました。」
父に月日の感覚が無くなりつつあるのは、分かっていましたが
自分の生年月日も分からなくなっているのは、ここで初めて知りました。
搬送された後でも、普通に父は元気でしゃべれて、怪我も全然大した事なかったので
どうやって倒れたのか?自転車で転んで気を失ったのか?気を失ったから転んだのか?
と父に聞いても、「転んでないよ?」とか
救急車に乗った時の事や、救急隊員との会話も覚えていなく、
でも実際は、運ばれてきた時は、意識はしっかりあって会話もしていたそうです。
病院に着いてからは、どんな検査やったの?と聞いても
「何か色々やったけど、よく分からない。」って。
とにかく、何で自分が病院にいて寝ているのか分からない様子でした。
1時間半ほど待って、やっと医者がやって来て(別室で)言うには、
・心電図やCTは、異常は見られない。倒れて頭を打った異常も無い。
・心臓発作や脳梗塞で倒れたのではない。
・おそらく一時的な脱水症状や貧血で倒れたと思う。
・何でも無いので、もう帰って良いですよ。
え。。。 心臓も、脳も何ともないの!? なんて人騒がせな!
ただ、今日倒れた事とは別の話で、認知症の症状がみられるので、
そっちの受診はしておいた方が良いと医者にも言われて
母と私でその医者に、認知症の検査をしたくて予約も入れてあるのだが
本人が行こうとしてくれず困っている、と事情をお話したら、
医者が父の所へ行って
「今日、頭を打ったから、また今度詳しく頭の検査をしますからね。
予約入れときましたから、ちゃんと行って下さいね。」
と直接一言添えくれました。
実際に父の為に予約を入れてあるのは全く別の認知症クリニックだけれども
医者にそう言われると、本人もその気になり
「ハイ! 分かりました!」なんて元気に返事しちゃって。
要介護認定を受ける為にまず必要な、認知症診断を、どうやって父に切り出して連れて行こうかと母と頭を悩ませていたのだけれど、こんな事件があって、搬送先の先生の助けもあって今のところは、本人は行く気満々になっています。
今まで、それとなく仄めかしてはみたものの、全然その気になってくれなかったので、絶好の機会で救急車で運ばれてくれたもんだと、思います。
それにしても、脳梗塞でも心臓発作でも無いのに、何で倒れたんだろうね?
医者は一時的な脱水症状と言っていたけれど、
確かにその日は早朝から徘徊して、ご飯を食べるのも忘れて
また次の徘徊に出掛けて。エネルギー不足で倒れたんだと思います。
また次の徘徊に出掛けて。エネルギー不足で倒れたんだと思います。
母が、「歩き方が変だった」と言っていたのも鋭い観察力だったと思います。
結局、脳梗塞や心臓発作の大事じゃ無かったけれど、
逆にそういう大事であって欲しかったです。
やっぱり、首から下は元気なんだ。。。と絶望的な気分です。
やっぱり、首から下は元気なんだ。。。と絶望的な気分です。
ほんっとにもういい加減、母と私を解放して欲しい。
コメント
初めまして。お父様大変ですね…。
私も認知症の父を20代後半から介護し、昨年末に看取ったので、ティー子さんの気持ちが手に取るように分かります。経験者から言うと、宙ぶらりんの今が一番ツライかも…。介護認定を受けて、サービスを利用できるようになると家族の精神面も変わりました。
お父様は恐らく一過性の脳虚血発作みたいなもので検査では異常が見受けられなかったのでしょうね。高齢者あるあるです。
他の方も色々アドバイスされてますが、とにかく介護認定の申請だけでもされると良いと思います。申請した日から暫定でサービスが使えるはずです。
それに体が元気でも、徘徊などが定期的にみられるのであれば認定結果が高くなるはずです。おトイレの失敗も多いですし、そのあたりを認定調査員が来られたら、玄関口などで後から補足すると良いです。でも、介護度が高いと使えるサービスは増えますが、デイやショートステイの利用料が少し上がるので、早くケアマネを見つけて経済面の相談などもできると良いですね。
認知症の家族を抱えるということは本当に辛いことです。お母様とティー子さんの人生も大切にして欲しいので、どうか無理されずに。
たま様
コメントありがとうございます。
20代後半からの介護って、それは大変でしたね。早過ぎます!
そうですね、今は宙ぶらりんで何も決まっていないのですよね。介護認定の申請すらしていません。それをする為の認知症診断の予約を入れてあるだけです。
早く物事を進めていかなければならないと思っています。