ボケ父の搬送先の、主治医の院長との電話会談。
院長の病状説明に続いて、ボケ父の看取りについて院長から話がありました。
院長:
ご家族様は、点滴を希望されず、看取りへとのご意向がありましたが、
これに関してはまだ時期尚早でして、先日の輸血の同意と同じ事が言えるのですけれど
ボケ父さんは、病状が安定してきていますし、まだ回復の途上にありますので
今の状況で治療を中止して看取りに入るというのは、医療放棄にあたるのですよ。
点滴を外すわけにはいきませんし、そうしますと監査委員会が発動し(←用語、記憶曖昧)
輸血の話と同じで、警察が介入しますし、起訴にもなりますから。
と、ボケ父が搬送された当日に院長とした、輸血同意か拒否かと同じ話になりました。
同意を求めるくせに、実質こちらに拒否権は無いという。
同意しか選択肢が無いのなら、もうこっちに同意を求めんなよ!
病院(の相談センター)の方から、
「点滴しないで看取りする? それとも水分だけの点滴だけ続ける?」と
意向を聞いてきたら、私は看取りを選んだのに、
「看取りの選択肢はありません。治療一択です。」と後から言っているようなもので、
私としては納得がいかない!
しかも、今は水分と塩分しかない抹消点滴しか行っていないけれど
ゆくゆくは口からの食事ができるように、栄養価の高い点滴も様子を見て行っていくそうで。
そんな事したらボケ父、完全に助かっちゃうじゃん!
どうしてくれるんだよ! やめてよ!
も~、私も
でもですね。ボケ父がこの後回復したとしてもですね、
認知症の要介護4でほぼ寝たきりの車いす生活なんですよ。
それで回復したとしても、本人は辛い日々がまた続くと思うのですね。
本人も元気な時には、『寝たきりで長生きしたってしょうがない。』と言っておりましたし
今、看取りに向かうというのは、本人の意向に沿っているのですけどね。
と頑張って院長に意見しましたが、院長は、
例え元の状態が、健康的に芳しい状態ではなくても、
その状態に戻れる可能性があるならば、治療は続けないといけないのですよ。
命の回復が無くて、それを無理やり点滴で延命しているのなら、
延命拒否でやめる事はできるのですけれど、
ボケ父さんの状態では、まだ口からの食事に戻れる可能性があります。
それをやめるというのは、寿命を意図的に縮めるという事になりますから。
それは延命拒否ではなく、医療放棄になり、してはいけない事なんですよ。
と、輸血同意の時と同じような話が、院長と私の間で繰り返され、
私が妥協して、
じゃぁ、今、点滴をやめて看取りに入るというのは無理だというのは分かりました。
ただ、抹消点滴を継続するに留めて欲しいです。栄養点滴はやめて頂きたい。
と言っても、また院長の同じ話(青色の部分)の繰り返しで、それはダメだと。
なんだよ!
この間の、おたくの相談センターの、
「看取りの意向ですか?」っていう電話は一体なんだったんだよ!
向こうからそう言ってきたんだけど?
そんな感じで私も納得できず、院長との電話会談は物別れのまま変な感じで終わりました。
ただし、院長は終始穏やかな丁寧な口調で、威圧的とか私をバカにする口調というのは
一切ありませんでしたよ。
というワケで、何も進展はありません。
金喰い蟲の疫病神として、ボケ父はむしろパワーアップして、私を潰しにかかってきています。
ボケ父は積極的治療を継続するし、それによって回復しつつあるし、
まだまだ生きる気満々なんだよあいつ。
もうすぐ看取りなんて話は、夢幻なのでした。
葬式じゃ~! なんて浮かれた私がバカでした。
はぁ~ぁ、いつまで私、ボケ父のツケを払わせられるんだろ。
ボケ父の一人娘で生まれてきたという、逃れられない罰ゲームだ。
ふざけんなよ!
コメント
ティー子さん、お察しいたします。
延命処置は不要、それは、親の時にそう思いました、
が、延命じゃなく、医師として治療として行われるのですよね、
私の場合は、父の事が好きで、お喋りが楽しかったので、
もっと生きていて欲しかったけど、
延命処置は拒否しました。
最期、呼吸困難に陥りましたが、
父本人が呼吸器を、首を横に振り拒否したと、
それを聞いた時、本人が希望したのだと納得しました、
でもね、亡くなって3年半経ちますが、
もう一度父とお喋りしたいなーと、、、、。
ティー子さんはどうかなぁ、、、❓❓
いずれにせよ、悔いが残らないようにね。
その人の事が好き、嫌い、それで違って来ますね。
ティー子さんに、一日も早く穏やかな日が来るといいわね。
親の事だけじゃないわね、自分自身も年を取って行くんですもんね、
生きるって、生かされるって、大変よ。
無理をしないで、心穏やかにお過ごし下さいね。