私が勤める会社はオフィスビルに入居していて、
エレベーターに乗っていると、他社の色々な人と一緒になります。
ある日、私がエレベーターに乗り込んだら、
既に他社のオッサン2人が乗っていました。
二人とも、定年間近なのかな?
白髪で少し背中が丸まって体が小さくなった、初老のオッサン共でした。
オッサン二人は、前日の昼ご飯の話をしていたみたいで
オッサン1「なにオマエ!? 昨日の昼飯、 スパゲッティー屋に行ったの!?」
オッサン2「そうなんだよ、そこの。スパゲッティー屋だったんだよ。。。」
オッサン1「スパゲッティー屋に行ったのか!(嘲笑)」
(注:ビルの近くに、DONA がある。)
どうやら、オッサン1的には、お昼にスパゲッティーというのはありえないらしく、
オッサン2も、つまらなさそうに口を尖らせていました。
私はパスタ好きですけれども、
オッサンがスパゲッティーを嫌がるのは、
年齢的にも、男性の嗜好的にも考えて、容易に理解できます。
だとしても、あまりにオッサン1が、
スパゲッティーなんてありえない感を出していたのが面白かったです。
会話は続いて
オッサン2「社長がさ、ワインが飲みたいっていうもんだからさぁ。。。
あ!でも、お蔭でオレも昼間から酒飲めたぜ!
社長が飲んでイイって言ったからよぉ。」
オッサン1「そっかぁ。そうでもなきゃ、スパゲッティー屋なんてなぁ!」
ここで、二人はエレベーターを降りて、
オッサン1がオッサン2を励ますように肩とポン!と叩いている後姿を見て、
オッサン1がオッサン2を励ますように肩とポン!と叩いている後姿を見て、
私も心の中で、「ワイン飲めて良かったね! オッサン2!」とちょっと嬉しくなりました。
勤務中に社長の許可付きでお酒飲めたのが、せめてもの救いです。
そうだよねぇ。つまらない勤務時間の中で、唯一、自由になれる昼休み。
付き合いで好みじゃないものを食べるなんて、とんだ災難だよねぇ。
私もイヤよ。気持ち分かるわ!
オッサンに共感した、ある日の出来事でした。
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