前回の記事で、小学校の同級生たちは皆、街を出ていって
残っているのは、私とA子ちゃんだけになった、と書きました。
私もA子ちゃんも、結婚しねーわ、子供は産まねーわ、
仕事はしてるけど出世しなくてうだつはあがらねーわ、つまり金ねーわ、
親の脛を齧っているどうしようもねー子供部屋おばさんだと、
世間からは思われているかも知れません。
では、他の同級生はどうかというと、
親の世代ごと引っ越していって、その後どうなっているか分からない人、
親の世代は街に残っているけれど、結婚して出ていった人
結婚していないけれど、独立して出ていった人、
シングルマザーとなり一度は実家に身を寄せたものの、再び街を出て行った人
一人だけ、風の便りで、ものすごく落ちぶれた奴がいるという噂があるけれど
それ以外の同級生は、街を出て行って、その後どうなったのかは詳しくは知りません。
幸せなのか、はたまた落ちぶれたのか。。。
でも、我々は超就職氷河期、ロストジェネレーション世代なので、
仕事や生活に苦労している人は結構いるんじゃないのかな?
全然、同窓会とかやらない学校なので、皆がどうなっているのか分かりませんが。
そんな中、母が近所から、
「ティー子の同級生だった、B君。
今は〇〇っていう会社やってテレビに出たらしいよ。スゴイね。」
という情報をもってきました。
なになに!? B君。。。
ネットで名前を検索してみると、一発で出ました。
確かに会社を興していて、その業界では注目されている人らしい。
会社のHPも、取材を受けた記事もネットに載っていました。
そして、彼の写真を見てびっくり!
全盛期の石田純一か!? と思う程、オッシャレ~&高級そうな格好。
少なくともこの街で、こんなセンスをしているアラフォーのオジサンは居ないよな~。
私が勤める会社(服装自由)にもいないよ。
普通の人では歯が立たない、芸能人並のオシャレな服装をさらりと着こなして
それだけでB君が、成功して幸せな人生をおくっているのが分かりました。
B君は元々、オシャレで目立つことが大好きで、人気者でモテていたし、
ダサイおじさんにはならない事は想像できたけどね。
でも、まさかここまでとは思いませんでした。
彼の経歴を見ても、1浪はしているけれど、
大学卒業後は、3年程度の修行で独立起業して飛ぶ鳥を落とす勢いで今日に至る。
わりかしトントン拍子の人生じゃないっすか!
まぁね。彼は元々、持ち前の明るいオーラに溢れて、
特別イイ奴ではなかったけれど、少なくとも意地悪な奴ではなかったし
彼に自然と人が寄ってきて手を差し伸べてもらえる、
さほど苦労せずに成功する要因を充分に持ち合わせている人物だったと
今だから言えますね。
当時はここまで成功するとは思わなかったけれど。
小学校の同級生では、B君が一番の成功者と言えるんじゃないかと思います。
もしかしたら、一流企業に入って出世して、
いっぱい給料をもらっている人とかいるかも知れないけれど、
B君は、自分の腕一つで会社作ったからね。
それに比べて私は。。。
大学はストレートで入ったものの、
社会人になってからは、周囲が思う程、大成しなかったなぁ。
自分でも思うもん。
結婚しないで、親に孫を産んでやれないで、
かといって仕事に打ち込んでいるのではなく、社会貢献活動に励んでいるわけでもなく、
生活に疲れたただの社畜。
でもでも!
私は、実家暮らしの子供部屋おばさんだけど、少なくとも引き篭もりのニートじゃないんだぞ!
大学卒業してから、就職氷河期だったのに正社員になって、
ずーっと途切れる事なく、働き続けて納税してきたぞ!
厚生年金払ってんぞ!
認知症のボケ父を老人ホームに入れて連帯保証人および連帯債務者になって、
老人ホーム代の一部は私が払ってんぞ!
自宅の全面リフォームをやって、その費用も私が出したんだぞ!
そんでもって、母親との仲は良好で、度々旅行に連れ出しているぞ!
大成しなかったとはいえ、実家にいるだけで落ちぶれたと言われる筋合いはないですよね。
あとは、●年後に自分のお金で早期リタイアを実現し、社畜の身分から解放される事。
それさえできれば私は幸せで、人生の成功者なのです。
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