財産分与で親戚とゴタゴタ 後編

財産分与で親戚とゴタゴタした話の続きです。

親戚のゴタゴタで、母の機嫌が悪い
財産分与で親戚とゴタゴタ 前編
財産分与で親戚とゴタゴタした話 中編

今から6年前の、ボケ父の母親が90歳オーバーで臨終し、火葬まで1週間程の間がありました。
その間に突如、ボケ父の弟の嫁が、急に夜中に何度もうちの母に電話かけてくるようになりました。

日頃は、それこそ10数年も、形式的な年賀状だけの、しかも自筆のメッセージも何もない、
印刷した文面だけの年賀状しか寄こしていなかったボケ父の弟の嫁なのに。
(我が家は特に、ボケ父の弟の家とは疎遠でした。妹の家とはまぁまぁだったけれど。)

ボケ父の弟の嫁が母に夜な夜な電話をかけてくるワケは、
ボケ父の弟の嫁曰わく、

ボケ父の母親の、国だか県の土地開発で山を売って得た財産
(親族内では“山のカネ”と呼んでます)は
ボケ父の母親の老後の面倒を見た家で平等に分配するはずだったのに、
ボケ父の妹たちだけで分けてしまい、ボケ父の弟の家には一銭も入ってこなかったと言うのです。

ボケ父の弟の家は、確かに初期にボケ父の母親を引き取っており、
その期間は7年ほど。財産分与の権利はありますけれど、

中編に書きましたとおり、その頃、ボケ父の弟は、脳梗塞を患って療養中であり、
そういうのの決め事に、口を出せない状況にあったのですね。

それをいい事に、妹たちだけでササッと“山のカネ”を分けてしまったようなのです。
そんでもって、ボケ父の弟の家には、
『母さんのお金、介護で全部使い切った。火葬代しか残っていない。』
と言ってきたそうです。

しかし、ボケ父の母親は、一度も老人ホームの類いには入居しておらず
ずっと子供たちの家を順番にめぐって同居だったし、
病院に入院したのも、老衰で色々衰えた最晩年の数ヶ月間だけなのです。
田舎の質素な婆さんだったので、お金を全然使わない人だったらしいし、
山のカネは、その程度の状況で消える額じゃないという。

さすが、ボケ父の妹たち。カネに汚いのは一族の血だったですね。
うちのボケ父は、この件に関しては身を引きましたが、元々はカネに汚い男ですから。

ボケ父の弟の嫁は、その泣き言&愚痴を言いに、夜な夜な母に電話をかけるのです。

そして、
「お義姉さん!(うちの母の事) 葬式の時、私たち嫁同士で
 妹さんたちに山のカネの事を言おうよ!
 あのカネが老人ホームに入ってもないのに、全部使い切るワケがないよ!
 それはオカシイって!」

と母に持ちかけたのです。

しかし我が家は、ボケ父の母親の引き取りをしない代わりに、
山のカネも受け取らない という事で話しをつけたのですから。
これに関しては、我が家は何も口は出せません。

母は電話口で何度も、
「いやいや、うちはお義母さんのお世話しなかったから。
 山のカネは受け取る権利は無いのよ。
 うちは身を引いたから。何も言えない。」
と繰り返し言うも、

ボケ父の弟の嫁は、
「お世話をしなくても、お宅は長男なんだから、
 母親の財産を受け取る権利はあるのよ!
 だから、妹たちに山のカネの事、おかしいって言いましょうよ!」

と持ちかけますが、母はそれを徹底して固辞していました。

ボケ父の弟の嫁は、うちのボケ父にも電話に出て話しをさせて欲しいと言ってきましたが、
ボケ父は既にボケが始まった頃で、元々、慣れない人と話すのがイヤな人ですし、
普段会った事も話した事もない、弟の嫁となんか電話で話すのなんかとんでもなく、
「オレ知らね!」と、絶対に電話には出ませんでした。

そして、ボケ父の母親の火葬式の日。
ボケ父の弟は、脳梗塞の療養中で葬式に出られず、ボケ父の弟の嫁が来ていました。

一通り終わって帰る頃、うちの母が、ボケ父の妹の一人に呼び止められました。

「○○さん。(うちの母の事)
 なんか、母さんの山のカネで、話し合いたいんですって?
 明細を見せて欲しいって。。。 でもお宅は」

うちの母は、言い終わらないうちに慌てて言いました。

「いやいやうちは! お義母さんのお世話、何もしていないんだから。
 何も言うことないですから。それは、最初に決めた事ですから!
 私、そんな事、一切何も言ってませんから!」

ボケ父の弟の嫁は、山のカネの不満を、うちの母の名前を勝手に使って
うちの母が山のカネを分けたがっていると、ボケ父の妹たちに嘘をついていたのでした。
本当は、自分が一番不満に思っているくせに。

母は、ボケ父の妹たちに必死で否定して、それがどこまで信じられたのか分かりませんが、
我が家は、山のカネを貰う権利は無いと、一貫して主張。

そして、帰るところだったボケ父の弟の嫁を呼び止めて
どうしてそんな事をボケ父の妹たちに言ったのか、
母は一度もそんな事を言っていないはずだ! と詰め寄りました。

そしたら、ボケ父の弟の嫁は、ワッ!っと泣き出して
「お義姉さん(うちの母のこと)、ひどい!
 私はただ、嫁同士、お義姉さんと仲良して助け合いたかっただけなのに!
 自分は山のカネ要らないからって、長男の嫁として、仲介に入って
 うちのお父さん(ボケ父の弟のこと)のこと、助けてくれたっていいのに!
 うちのお父さん、いま病気(脳梗塞)して何も言えないんだから。」

と母に言って、帰っていきました。

その時、ボケ父はどうしてたかというと、
お得意の「オレ知らね!」の精神で、どっかに雲隠れ。
もうボケが始まっていたからでしょうね。
火葬式の最中、何度も中座してフラフラと姿を消し、お骨を拾う時もいなかった。。。(汗)

一応我が家は、ボケ父の認知症の事を正式には親族誰にも公表していませんが、
葬式の時に薄々感付かれていると思います。

まぁ、そんなこんなのゴタゴタで、
我が家は、ボケ父の母親の財産分与を放棄して、そのとおり一銭も手にしてはいないのですが、

ボケ父の弟の嫁のせいで、老親のお世話をしなかったくせに財産を欲しがっていると誤解されて、
葬式以来、ボケ父側の親戚たちからは一切の連絡が来なくなり、総スカンを喰らっています。

我が家も、こんな金のゴタゴタに巻き込まれていい迷惑。こっちからゴメンだわ! と、
縁を切っているし。
それで困っている事は何もありません。

こういう経緯があっての、
先日、6年ぶりにボケ父の弟の嫁から、しれっと電話がかかってきたので
(脳梗塞の後は、大腸癌をボケ父の弟は患っている)

母が、「うるせー!」とキー!!と怒り心頭なワケなのであります。

長々と書いてしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
こういう親族ってイヤですね。

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