週末は怒涛の出来事で、体は何も使わず疲労はしていないのですが、
精神的にアップダウンが激しく、疲れてしまいました。。。
私はいつも、ボケ父が入居している老人ホームから、
ボケ父の訃報の電話で朝に叩き起こされる日を、今か今かと待ち望んでいるのですが。
まぁ、それに近い展開で。
老人ホームのホーム長から、遅めの午前に自宅に電話がありました。
電話に叩き起こされるのではなく、私は既に起床していましたが。
ホーム長は相当慌てた様子で、ものすごい早口で以下の連絡がありました。
・ボケ父が今朝、大量の下血があった事
・今、○○病院に救急車で搬送している事
・その後の報告に病院または老人ホームから電話をするので待機していて欲しい事
本当にホーム長は慌てた様子で、こちらから口を挟むのができなかった程で、
色々詳しく状況を聞きたかったものの、何も聞き出せずに電話を切りました。
もうそれから、母と「どうする? どうなんの?」とそわそわ。
こちらとしては何もできず、続報を待つだけなんですけどね。
ここで決着をつけたい我々は、「いよいよ、待ち望んできた日がきたか!」と、息巻く。
目がギラギラ、久しぶりにアドレナリンが体中に駆け巡るの感じました。
母は、「入院すると、入院費と老人ホームと二重でお金がかかって大変だよ!」
と金の心配。
私は、「医者に咎められようと何と言われようと、絶対に延命拒否だ!」
と、それぞれに言いたい事を言い、噛み合わない会話を繰り返す。
続報を待つ間に、私はホーム長から聞いた搬送先の病院の事を調べたり、
差額ベッド代は、医療費控除できない事や、
勝手に個室に入れられて差額ベッド代を請求されるトラブル等について調べたり
差額ベッド代を拒否する方法等、対策を練ったり。
母はこのような事態に身動き取れなくなり、予約していた接骨院に断りの電話を入れたり。
そして2時間ぐらい経ったかな。
ホーム長から電話があり、
「ボケ父さんの入院が決まりました。病院に電話をして詳細を聞いて下さい。」
と病院の電話番号を教えてもらう。
私がすぐに病院に電話をし、病院受付⇒現場看護師へ繋がりました。
現場看護師は、
「ボケ父さんの主治医は院長先生です。ただ今、院長へお繋ぎします。」と。
ひぇ~。ボケ父、病院の院長に診てもらっているのか~!
でも例え相手が院長でも、負けずに私は延命拒否を告げなければ!と益々息巻く。
そして主治医の院長が電話に出て、下記の説明をして下さいました。
・朝に老人ホームにて相応量の下血あり。
・救急隊員が測定できない程の低血圧。現在は点滴措置で血圧は90台まで回復
・出血性ショックの状態である
・出血原因は検査をしていないので分からないが、鮮血である事から腸であると推測する
な、なんと! 出血性ショック!? 測定できない程の低血圧!?
私が思っている以上に、なかなかボケ父は大変な状況ではないか!
これはいよいよ~!? 待ち望んでいたXデーか!?
アドレナリンが出てゾクゾクしてくる。
そして院長が次のように言いました。
「本来ならば書類で同意を取るのですが、
ボケ父さんは出血性ショックの為、これから日赤へ輸血の手配を取ります。
なので、輸血の同意を取り急ぎ口頭で頂きたいです。」
なに!? ゆ、輸血~!? そんなに深刻なの!?
それじゃ今こそ、ここで言うべきだ! 延命拒否を!
私は満を持して口を開きました。
(長くなったので次へ続く。)
コメント