病院から紹介された葬儀屋さんを、高くてお断りしたので、
すぐに病院の暗いロビーから、私が夜な夜なネットで調べ上げた葬儀会社へ携帯で電話しました。
候補は2社まで絞っており、どちらでも良かったのですが、より安い方に電話をしました。
日曜の午前9時前だったので、電話に出てくれるかな?と心配でしたが一発で出てくれました。
(24時間受付けでした)
そこの葬儀会社を選んだ理由は、火葬式だけの安い直葬プランがあった他に、
自社で遺体安置室を持っていて、火葬までの安置料が無料という事。
遺体の移送が、30kmとか、50kmとかを超える長距離になると
料金が加算になる葬儀社がほとんどのところ、
この葬儀会社は東京と、ボケ父の病院がある隣県ならば全域、加算料金ナシで
移送してくれるのが決め手でした。
電話に出た葬儀会社の男性から、希望の葬儀プラン(直葬プラン)、
今いる病院の住所、を聞かれ、すぐに車で来てくれる事になりました。
私からは、自宅から一番近い火葬場でやりたいと火葬場の指定を伝えました。
ボケ父がいる病院は、私の家からも遠く、葬儀社からも遠かったので
葬儀社の車が病院に着くのは1時間半ぐらいかかる事で、
それまでに死亡診断書を病院から受け取っておいて欲しいと、葬儀社から言われました。
そうそう、死亡診断書。これ大事ね。死亡診断書が無いと、役所から火葬許可証が下りないし、
火葬許可証が無いと、それこそ火葬が出来なくなっちゃうからね! 大事!
死亡診断書の役所提出などの手続きは、葬儀社がやってくれますから、
これを病院から受け取って、葬儀社に渡さないとね。
葬儀社の男性との電話は一旦切り、
この電話が終わって少ししたら、ボケ父のエンゼルケアが終わったようで
看護婦さんとエンゼルケアの業者さんが、ボケ父の遺体を1階へ運んできました。
母と私が待っていたロビーを抜けて、病院の裏口の、
駐車場に近い出入り口のすぐ傍に霊安室がありそこへ運ばれました。
霊安室に遺体を安置した後、中に呼ばれて、
母と私、看護婦さん、エンゼルケアの業者さん2人で、ボケ父に線香を上げて手を合わせました。
そしてすぐに、看護婦さんとエンゼルケアの業者さんに、
葬儀会社は決まったか? 遺体の引き取りは何時になるか?
と聞かれて、思わず苦笑いしてしまいました。
心配しなくても大丈夫! 私、ちゃんと手配していますから!
それで私も、
「1時間半後に、こちらで手配した葬儀会社が車で遺体の引き取りに来ますから、
ボケ父の死亡診断書を下さいますか?」
とドヤ顔で言ったらなんと! 看護婦さんが
「今日は主治医の院長が当直ではないので、死亡診断書が出ないんですよ~。」
は!? そうなの!? 死亡診断書って、すぐに出してもらえるものじゃないの?
さっきの、死亡確認をしてくれた当直の先生じゃダメなの?
「明日また取りに来て下さい。」って、簡単に言うけれど、うちは遠いんだって!
このコロナ禍に電車移動で片道2時間もかかるんだけどな~。
今日、ここまで来るのにも時間がかかって疲れたのに、明日また来ないといけないだなんて!
ヘナヘナと崩れ落ちそうになった瞬間でした。
(まだまだ続く!)
コメント
義父の場合、死亡診断書と遺体は一緒に、と言われ
搬送車に家族が同乗しない場合は運転手に預けるよう言われました。
途中で事故にあったりするとややこしいからかな、と思いましたが
どうなんでしょうね。
これからも諸手続きに必要になるので(コピーが)
大事な大事な一枚ですね。
何はともあれお疲れ様です。