ボケ父の死亡確認

看護婦さんに、ボケ父が臨終したというのを理解したと、意思表示をした母と私。
それを受けて看護婦さんは、
「では、今から当直の先生を呼んで、死亡確認をしてもらいますので
ここで少々お待ち下さいね。」 と。

当直の先生が来るまでは、結構待たされました。
日曜日だったので、ボケ父の主治医であった、この病院の院長先生は居ないのだな、
というのは雰囲気で理解しました。
院長先生がいれば、ボケ父の輸血の事とか、
急変の事とか、危篤に至るまでの詳しい事情を聞けたのですが。。。

待っている間に、午前4時に我が家に「ボケ父危篤」の一報をくれた看護婦さんがやって来て
(これまで病室に案内してくれた看護婦さんとは別の人)

「私が電話したんです。電話の時は、まだ脈と呼吸はあったんですが、
 あれから10分後ぐらいに無くなって(亡くなって)しまって。。。
 でも、苦しまないで眠るようにスーッと逝きましたよ。」
というお話しをしてくれました。

そうか、ボケ父。あの電話の後、間もなく亡くなったんだな。
それを知らずに私は、病院へ到着する2時間超もの間、電車の中で
持ち直したらどうしよう、今日中に決着がつかなくて
また明日来て下さいってなったらどうしよう、と

ずっと要らない心配をして気を揉んでいたんだな。。。と、
何とも言えない気持ちになりました。
ま、そういう事思うのも仕方ないよね。

私だって、たまたま日曜だったから遠い病院にも早朝に駆けつけられたけれど、
会社が始まってしまえば、そうそういつも毎回、こういう風に
駆けつけられるかは分からないのだから。

だから、今日1回で決着がついて良かった。。。と、思いました。
亡くなって良かったというのじゃなくて、とにかく今日で終わって良かった、
という感じかな?
分かって頂けますかね? この感覚。

しばらく待たされた後、当直の先生がやって来て、これまた当直の先生というのが子供か!?
という程、本当に医者なの? 死亡確認できるの? 高校生なんじゃないの? 
というような若い男の先生で。(笑)

でも、ちゃんと死亡確認してもらいました。午前8時を回った頃でした。

(次へ続く)

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