ボケ父の取材を受けました

あるプロライターさんから、ボケ父に関する取材を受けていました。

ボケ父の介護地獄の事や、私が結婚しないおひとり様である事など
取材の申込は以前から色々あったのですが、
正体がはっきりしない人および団体だったり、答えにくい事を聞かれるのでは?という危惧や、
なんとなく面倒くさかったりで、いつも無視をしていました。

だけど今回、取材の申し出があったライターさんが女性だった事と、
ご自身の過去の取材記事を例示して下さって、具体的イメージができました事と、

私もボケ父の死去から約1年経ち、ボケ父の記憶が日々薄れゆく中で
ちょうと良い振り返りの機会だと思い、取材を引き受けました。

要するに、色々タイミングが合ったという事ですね。

取材は、対面や対話ではなく、メールでの質問状に私が筆記していく
というのを何度か繰り返す形式で、
これについても、こういう筆記形式の取材というのがあるのかと、
なるほど~と色々勉強になりました。
取材というと、どうしても口述というイメージが私にはありましたので。

結果、取材をして頂いて良かったです。

仕上がった記事を先に見せて頂いたのですが、
ボケ父の事だけでなく、当初のブログの目的であった、
おひとり様女性として早期リタイアを目指す事とか私の闘病についても、
当ブログの内容全てをダイジェストにギュギュ!と見事にまとめて下さっていました!
プロライターと、私のような一般の書き殴りブロガーとの差を見せつけられ、感服いたしました!

ただですね、ボケ父の取材はこれで最初で最後。
もういいかな~とも思いました。

取材の質問状に回答する際に、ブログを読み直したり、手元資料を探したり、で
ボケ父の記憶を辿って書いていくのですが
それが自分の中ではちょっと辛い作業となりました。

やっぱり亡くなって1年経つと記憶というのは曖昧になり、具体性を欠いていくものですが
それをあらためて思い出すと、当時の忌々しい記憶が蘇って、悔しくなったり怒りがこみ上げて
不眠が復活してしまったり。
人を恨む気持ちを持つというのは、辛いものです。

私が望んで1周忌の記念の、振り返りに良い機会だと取材を受けたのですけれど
もう、ボケ父の事は振り返らなくていいやと思いました。

ボケ父をイヤだったのは忘れる事は無いけれど、
なんとな~く、イヤだったという記憶があるだけで充分。
忘れるままに、具体的なエピソードは曖昧になってしまっていいやと思いました。

こういう事を気付けたというのも、取材を受けたからこそです。

というワケで、プロライターさんが取材して下さった、ボケ父の記事が公開されましたら
またあらためてご紹介しますね。

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