父の医療保護入院先で、色々とお話

痴呆の父を初めての認知症診断に連れて行って、緊急入院するまでの母と私の長い一日を書いています。

 

父を入院する個室に置き、別室に移って、医師から入院にあたっての説明を受け、
また色々な同意書に署名をしました。

 

・ここは認知症病棟で簡単な内科しかできないから、
 何かあった時に専門病院へ救急搬送するかの可否
・延命治療関係の可否についての説明と署名等。

 

もちろん、延命拒否!心肺蘇生不要!ですよ。それから、

 

・暴れたり自傷行為に対する身体拘束についての同意。

 

「身体拘束とは病院側が楽をする為ではなく患者本人の安全の為ですよ。」
というのをしつこい位に何度も説明されました。

そうですとも、どうぞどうぞ! 
夜中の3時半から起きて歩き回る落ち着きの無いこの男を、
拘束でも何でもしてくれ!って感じです。

 

それから、父は仕事へ行こうとして徘徊するので、
仕事へ行っていた事を忘れさせないといけないし、父も同意の上で入院したけれど、
家族の顔を見るとそれを忘れて「家に帰る!」と騒いだりするかもしれないので
そういうのを防止する為に、当分の間は面会は控えるように言われました。

ハイ、異議ナシ! こっちから願い下げだわ!




 

それから、病院は父を一生預かるというワケにはいかないので、
入院している間に今後の父の身の振り方を決めておくように、と言われました。

それで私は、「ではどのぐらいの間、入院させてもらえるのでしょうか? 
先程父には3~4ヶ月入院と話していたが、その期間が満了したら退院なのでしょうか?」
と伺ったところ、
「そうとは言わないけれども、いつ出ろとも言わないけれども、先の事を考えてね。。。」
と歯切れ悪く、はっきりした事は言われませんでした。。。
まぁ、空気読んで早く出ろってことですかね? 
でもずっとこの病院に置いてくれたら良いのに。。。

 

医師との話はここまでで、私達の担当となってくれる女性の相談員を紹介してくれました。
女性の相談員は、30代前半ぐらいかな?

それから、数名の看護師がやってきて、父の服や所持品を入れたポリ袋を渡されました。
認知症病棟は、私物・金銭の持ち込みは一切禁止で、父は病院が指定する衣服に着替えて、
身に着けていたものは靴下やパンツまで全部入っていました。

5月だというのに、色々重ね着して厚着で、ずっしり重かったです。
(なんせ本人は「冬」と認識していましたから。)

着替える際に父は、「こんなつもりは無かったんだけどね。」と呟いていたそうです。
まぁ、母や私にとっても、想定外の急な展開でしたから。無理もない。

 

そして、若い体の大きい男性の看護師から、
「患者さんとコミュニケーションの為」として、父の好物や、現役時代の職業、
前職についてや、日頃の習性などを聞かれました。

 

思ったのは、ここは認知症病棟で、ガタイの良い男性看護師が多かった事です。
やっぱり、一般の病棟じゃないから、介護中心になるから、
力の強い男性看護師を中心に配属しているのでしょうね。。。なんとも頼もしい。

 

担当となった女性の相談員とはこの後、また別室に移動してお話をしました。
費用の事とか、この先の事とか。




 

この女性によると、父は特養に申込みできる要介護3は、
体が不自由無いので今は難しいだろうと。
でも、確実に認知症なので要介護の1か2になるだろうとの事。
それで今後、自宅での介護が無理であれば、
民間の老人ホームか、老健の入所になると言われました。

でも老健って、3ヶ月しか居られないんじゃないっけ? 
しかし相談員の話では、表向きはそうだけど、実際は融通の利く老健なら、
1年とかもっと長く入所できるそうです。
でも1年とか数年で、やっぱり出ないといけなくて、次の老健を探さないといけないんでしょ?
綱渡りな感じがしますね。。。 心が安心できないというか。。。 
でも老健なら費用は安いんだろうな?
まぁ、これから考えていかないとなりません。

 

それから、
「すぐに要介護認定の手続きをして欲しいのですが、主治医がまだ決まっていないので、こっちから指示するまで待っていて下さい。先程の医師は今日の当直の先生で、主治医は後日、会議で決まります。」と言われました。
へ~、そうなんだ。さっきの先生、ベテランで良さそうだったんだけどな。。。

 

そんなこんなで、入院手続きが終わり、病院を後にしました。

 

だけど、母と私の長い一日は、まだ終わりません。

次に続きます。

 

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