母と私の長い一日:ボケ父の老人ホーム移送(後編)

前回の話

老人ホームの本部事務局で、認知症の父の入居手続きを終えた後、
事務局とは別にある、実際に父が入居する施設へ、車で送ってもらいました。

父は介護タクシーで病院から既に到着し、自分の部屋に入っており、
母と私は、父には予定通り会いませんでした。
 
そして、ホーム長と常駐看護師から、
1階 ロビーにて父についてのヒアリング調査がありました。

ホーム長は、50代と思われるバリバリに元気な女性で、

こういう方が入居者に接してくれると、頼もしいし活気が出て良いだろうなぁ。

ヒアリングは、ここに入居するまでの父の経緯や健康状態について等。

延命措置について我々の意向を問われ、もちろん

「延命拒否! 心肺蘇生、人工呼吸器 不要! 胃ろうもナシで!」

と即答してきましたよ。

それから、父が老人ホームに到着した時、ホーム長が荷物を部屋に納めたそうで、

荷物にオムツが3枚程入っており、
我々の申告では「トイレは自立」としていたので、確認がありました。

我々は荷物にオムツは入れていないので、病院側が入れたのでしょう。

この時は母と私、父がオムツになった事は知らされていなかったので、
何の事か分からず

「家ではトイレを汚していたけれど、自分でできていました。
  病院からも、オムツになったとは聞いていないので。。。」と答えました。

しかし後日、病院からがっつり、オムツ代の請求がきたので、
オムツになっていたのでした。。。




そして、ホーム長が父について 
「それにしても、しっかりした方ですね~。いえ、体がという意味でね。
建物に入って来る時も、『暑いですね~』ってシャンシャンと一人で歩いてきて。 
先ほど昼食を召し上がって頂いたんですが、嚥下機能もしっかりしてらっしゃるし。 
これは、寝たきりとか延命治療とか、当分先の話ですね。 
しばらく数年は、このまま元気で長生きされると思いますよ。」

と言われちゃって。。。 

トホホ。。。そんなぁ~。ガクッ。。。 orz 

まぁ、こんな感じで、ホーム長に頭を下げて、父の事をお願いして 
また2時間弱かけて電車で帰ってきたワケであります。 
あぁ疲れた。。。 

戻ってきた頃は、すっかり日が暮れて。1日がかりでした。 

母も私もくたびれちゃって、この日の夕食は外で済ませ、 
「これで、ひとまず落着だね。」と、祝杯をあげました。

これから老人ホーム代地獄は永遠に続くし、 
ボケ父の部屋の完全撤収、リフォーム、
まだまだやる事はいっぱいあるんだけどね。 

以上、母と私の長い一日:ボケ父の老人ホーム移送編 でした。

 

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