ボケ父が家から居なくなって変わった事3~有給休暇の過ごし方

認知症のボケ父が、医療保護入院→老人ホーム入居で、
家から居なくなって1年経ちました。

 

ボケ父が家から居なくなって変わった事、第3弾です。
参照記事⇒ 第1弾 太った!
      

 

第2弾 カフェに行かなくなった
 

 

●有給休暇を家で過ごすようになった。

 

と根本的理由が同じなのだけど、

 

1年前までの当時、ボケ父がボケた状態で家に居る事によって、
家が家として安らげる場所ではなくなっていたのですね。

 

私は典型的核家族で育った、子供の頃からの一人大好き人間で
家に人が居ない状況に慣れ過ぎていて。

 




 

子供の頃は、ボケ父は会社に行って、母はパートで
わたし一人で、静かな、物音一つしない家で過ごすのが心地良く、大好きでした。

 

ボケ父は定年退職して、365日、家にいるようになり
私は社会人になり、週末やたまの休みでも、
家に一人で居る事ができなくなりました。

 

ボケ父がいた頃の家の様子を詳しく書いてあるけれど、

ボケ父は365日、自室に引き篭もっているものの、
ただ黙って引き篭もっていてくれない。

存在を無視しようとしても無視できないのです。

 

それで、一人、静かな心安らげる空間が欲しくて
有給休暇を取っては、ビジネスホテルのデイユース(日帰りプラン)を
度々利用していました。

 

家は、朝ふつうに会社に行く時間に起きて、出勤のふりをして家を出て

ビジネスホテルにチェックイン。
(いわゆる、エア出勤 というやつです。笑)

ホテルの部屋に入ると同時に、「やっと一人になれた。。。」と
安堵感から大きく溜息をついたものです。

 

ホテルでは、入浴したり、セルフエステしたり、おやつ食べたり。
嬉しくて、くるくる回ったり(笑)
何より、小便が落ちているか気にせずに、
トイレに安心して入る事ができるのが幸せでしたね。

 

一人の空間を楽しむのに忙しくて、案外 昼寝をしている暇は無かったです。
寝て過ごすなんて勿体ない!

 

やがて日が暮れて、チェックアウトの時間になると、泣く泣く部屋を去り、
何事も無かったように、いつも会社から戻る同じ時間に、家に帰っていました。

 

そんな有給休暇の過ごし方を、続けていました。




しかし、ボケ父が家から去った去年からは、
有給休暇を取って普通に家で休み

 

だけど、ボケ父が老人ホームから電話をかけて、
「オレの金、1億」の話をするので(あるわけない。妄言)
これまたイライラしていたのだけど、

 

今では、インフルエンザで2日ほど熱を出して寝込んだのをきっかけに
「電話をかける」という行為がボケ父の習慣から消えたので
一層、安心して家でくつろげるようになりました。

 

ボケ父が家から居なくなってから一度も、

ビジネスホテルのデイユースは使っていません。

ボケ父が家から居なくなって、
自分が40歳になった今、やっと、自分が自分らしくいられる気がします。

ま、今でも、老人ホームの債務保証人で、
毎月の入居費用に、オムツ代と、
あいつに迷惑をかけられているのは変わりないのだけどね。

 

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