ボケ父の、テレビのレンタル代問題

認知症の介護地獄

2019年4月14日(日)22:04

認知症で老人ホームに入居しているボケ父。

介護士さん達が口をそろえて、

「ボケ父さんは、とにかく人と
コミュニケーションを取りたがらない。

　人の輪に入れようとするとすごく嫌がるんです。　

　ベッドでテレビばっかり見ています。」

と言う。

まぁ、ボケる前からボケ父は、
部屋に閉じ籠ってテレビばっか見てたからね。

それ自体は何の不思議も無いのだが。。。

実は、老人ホームはテレビがレンタル制で、
一月あたり￥12,000 払っている。

オムツ代が高くかかるようになったし、

介護度が要介護２から４に上がって、
介護保険の利用者負担金も２段階高くなったし

これから10月に消費税も上がるだろうから、

ボケて一日中ボーっとしてたりして、テレビを見ていないなら、

レンタルをやめたかったのだが。。。

そうか。。。　ボケ父、テレビ見てるのか。。。

テレビ代　￥12,000/月　を、まだまだ私に負担させる気だね。はぁ～ぁ。

しかし、テレビがレンタル制というのも厄介だな。

年間で￥144,000 にもなるから、
このお金でテレビを買って設置できるではないか！

ボケ父が認知症で、医療保護入院として最初に入った精神病院の認知症病棟は、

皆で過ごすホールにテレビがあって、個人がテレビを持つのは禁止だった。

この制度が一番いいのにな。

だけど、今のボケ父が入居している老人ホームは、

皆で過ごすホールにはテレビが無く、個人でテレビをレンタルする制度だ。

だから同じ相部屋にも、テレビをレンタルして設置している人と、そうでない人がいる。

こういう差が出るから、

入居者は全員一律、テレビは無しにしてくれたら良かったのに。

ボケ父の老人ホームは、基本料金が相場より安くて助かっているのだが

その分、テレビをレンタル制にするとか、散発代を高くしたり、

こういう基本料金以外のところで利益を出しているのだろう。

老人ホームが経営難になって倒産されたら、一番困るのは私なので

文句は言えないし、そうやって利益を出してもらうしかないのだけど。

テレビをやめる選択もあるのに、レンタルしてあげているのは、

”テレビが命！”のボケ父に対する、私の情け心だ。

ボケ父の事を、早く死ねとしか思っていない
鬼畜娘だと私を皆さんお思いでしょうが

実際は、ボケ父が楽しく老人ホーム生活を過ごせるように
テレビをレンタルしてやっている孝行娘なのですョ！