ボケ父が、カメムシに姿を変えてやって来る

なんか最近、このブログの内容が怪しい方向に進んじゃっているのですが。。。(笑)

 

私はアラフォの現在まで霊的体験をした事がありませんが
ボケ父が認知症になって老人ホームに入居して以来、
これはスピリチュアル体験と言ってもよいのではないか?と思える現象が起こっています。

 

そしてもう一つ、ボケ父の仕業としか思えない不思議な出来事があります。

 

それは、老人ホームにいるボケ父が、
カメムシに姿を変えて家を度々偵察しに来ている事です。

 

去年の秋ごろでしょうか。
例の因縁の自宅リフォームを終え、職人の出入りも無くなり落ち着いた頃。

 

ある朝、自宅マンションのベランダに、
今まで見た事も無いぐらいに大きな茶色のカメムシが
窓の横に貼りついているのを見つけました。

 

この辺でカメムシというと、緑色の1センチぐらいのがほとんどなので、
その倍もあろうかという巨大な茶色のカメムシが突如あらわれて
すごく気味が悪かったです。

 

カメムシは威嚇すると臭い匂いを出すというので、
リフォームしたばかりの綺麗な家に絶対に入れてなるものかと
私は、チリトリでカメムシをすくい取って、ベランダの外へ思い切り放り投げました。

 

は~やれやれ。

 

そしたら、その同じ日の午後に。
母と食料品の買い出しをしに玄関を出たら、

朝に見たのと同じような巨大な茶色のカメムシが、玄関の外のドアに貼りついていたのです!




 

何で!? ベランダと玄関は、南北の真逆にあります。
私が朝にベランダから放り投げたカメムシが、今度は玄関に回って来たのでしょうか?
こんな偶然てある?

 

うちのマンションに、カメムシが大量発生しているワケではありません。
しかも、あんなに大きい茶色のカメムシなんて、今まで見た事も無かったのに。

 

カメムシが臭い匂いを出す事、(ボケ父は悪臭の持ち主であった)
家の中に入りたそうに、窓やドアの横にジトっと止まっていた事から
私は何となく、老人ホームにいるボケ父を連想しました。

 

「ボケ父のやつ。まだ家に未練があって、カメムシになって来たな。
 リフォームで自分の部屋が無くなったのを嗅ぎつけて見に来たんだ。」

 

私は瞬時にそう思いました。

 

玄関に止まっていたカメムシは、母が「ヤダ!何これ!キモイ!」と叫んで
私が朝にしたのと同じように、玄関のチリトリですくい取って外に放り投げました。

 

その時は、私は母に、朝のベランダの出来事は言わなかったし、
カメムシがボケ父のように思えた事も言いませんでした。

 

それからまた少し経って、私が会社から帰宅して晩御飯を食べていると。
母が、
「今日さ、玄関の前にすっごく大きいカメムシの死骸があったんだよ。超気持ち悪い!
 最近、ああいう大きくて茶色いカメムシ、よく出るね。
 カメムシは潰すと超臭いっていうから、絶対に家の中に入れちゃダメだよ。」
と言いました。

 

母は、ボケ父の事は何も言わなかったけれど、
私と同じように連想している風に、私には感じました。

 

私は、カメムシが死んでいたと聞いて、安心したような、ほっとした気持ちになりました。
何となく、ボケ父が死んだような気がして。
2、3日後に、老人ホームからボケ父の訃報があるんじゃないかと、
ちょっと浮き浮きして待っていたけれど、そんな連絡は何もありませんでした。

 

なんだ、ボケ父は都合よくカメムシの体を乗っ取っただけか。
カメムシの体を借りて、魂を乗せて、家を見に来たけれど
中に入れずに戻っていって、カメムシの抜け殻だけ捨てていったのだと、

そう思い、カメムシに姿を変えたボケ父に監視されているような気がして腹が立ちました。




こうして、冬が来て、カメムシは見なくなったけれど

母は帯状疱疹→口唇ヘルペス→面疔 と次々と痛みを伴う皮膚の疾患になり、
私は筋緊張性頭痛の激痛で倒れ、1ヶ月半、会社を休職する事態に。

 

これは、ボケ父がまだ生きているうちに、私がリフォームを決行して、
ボケ父の部屋を消滅させた事を恨んだ、ボケ父の怨霊の仕業だと思っています。

 

そしてボケ父は、リフォームした我が家に侵入するのをまだ諦めておらず!

 

GW前。母と私が旅行で家を3日ほど留守にし、戻ってきた時。
家に入り、リビングや台所の電気を点けた母が叫びました。

 

「キャー!何これ! 何でこんなのが家の中にいるワケ!?」

 

台所の床の真ん中に、巨大な茶色のカメムシの死骸が転がっていました。。。

 

うちはマンションで気密性が高い。
それに、母も私も虫が大嫌いで、一年中網戸をして虫が入って来ないようにしています。
窓を開け放している事はまず無いのに。

 

ナンデ、こんな大きなカメムシが、家の中に入ったワケ!?

 

あいつ、母と私が留守している時を狙って、とうとう家に入ったんだ。
どこまでも姑息な奴。。。

 

楽しい旅行のあとの、いい気分が一気に台無しに。
冷や水を浴びせられたようになりました。

 

私が何も言わなくても、母は、カメムシの死骸を新聞紙ですくい取って
家のゴミ箱ではなく、ベランダから外に投げ捨てました。

 

「俺ハ、オマエラヲ自由ニサセナイ。
 長生キシテオマエラノ全財産ヲ喰イ潰シテヤル。」

 

家に来た証拠を残すかのように、台所の真ん中にカメムシの死骸を置いて。。。
この家は、カメムシに姿を変えたボケ父に呪われた家になってしまいました。

 

畜生! ボケ父!
どこまで母と私を苦しめる気だ!?
 

 

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