仕事帰りの通勤電車の中で、
制服を着たまだ幼い雰囲気の女の子達でしたら、中学生ですかね。
3人組で、愚痴を言い合っていました。
どんどんヒートアップして大きな声になって
話している事がよ~く聞こえちゃったのですが、
「そういう人、いるいる! 本当そうだよね!」
と、中年の私も共感しちゃう内容でした。
女子中学生の愚痴のターゲットになっていたのは、
担任の先生か、部活の顧問か、先輩か?
彼女等よりも上に立つ身分の人のようです。
その人が何を言うにも、まず否定から入ってくるので、
女子中学生たちにとって、それがとても不快なのだと。
女子中学生が、これはどうするのかと質問しているのに
第一声が、「違う違う、そうじゃなくて。」と返されて、
質問なのに、なんで否定から入るの? と怒り心頭してました。
それから、こういう事があったらこうしました、という報告にも
女子中学生の話を最後まで聞かず、話の冒頭で割り込んで
「え、それって違くない?」と言い出すのだとか。
違うから直しましたという話なのに、「違う」って否定すると。
あとは、何かを提案したり、こうだったらいいなぁという事を話すと
「無理くない?」と秒で返されるとか。
女子中学生たちは、
否定されるのスゴイ嫌!
人を否定する前に、自分の事を否定して欲しい!
と、ワイワイ言っていたのですけれど、
本当そうだよな~と、私、妙に共感してしまって。
私はその女子中学生の年代の頃に、彼女らのように、
人から否定される事に不満を持っていたかは思い出せないけれど、
回りにそういう“否定人間”がいなかったのか、私が鈍感だったのかな?
(私は否定されるよりむしろ、都合よく期待されるプレッシャーの方が当時は重かった)
だけど今は、私が年をとった為か、日頃の鬱憤が溜まっているせいか?
最近すごく怒りの沸点が低くなってきて、
人から否定されるのがものすごく嫌だし、否定される事に敏感になってきています。
否定されたからといって、その怒りを表には出す事はありませんし、表面上は流すけれども。
でも否定された途端に、相手の話についていくのを放棄はしちゃいますね。それが私なりの報復。
だから、私は何気ない世間話でも、相手に面と向かって否定する事には慎重です。
自分がされて嫌な事は、他人にもしない。
だけど、世の中には軽々しく簡単に、否定してくる人っているよね。
女子中学生が言っていた
人を否定する前に、自分の事を否定して欲しい! というのは、
自分がこれから言おうとしている事は本当に適切なのかどうか、立ち止まって考えて欲しい
という事ですよね。ホントそうだ!
電車の中の、私より1/3程の年齢の女子中学生が
私の日頃の鬱憤を代弁していてくれて、
愚痴だけど、何だか聞いていて楽しかったです。
コメント