友達になりたかった、感じの良い人

会社の近くの郵便局の女性が、近々退職するのだそうな。

私は仕事でよく郵便局へ行くので、
その女性には度々お世話になっており、顔を合わせる度に世間話したり、
仕事中の息抜きになっていたのでした。

明るく気さくな人で、とても感じの良い人でしたので、
退職していなくなってしまうのは残念です。

私と同じぐらいの年齢で話が合って、
こんな人が友達だったら楽しいだろうなといつも思っていたので、
よっぽど、ラインとか連絡先を聞いて、
また会ってゆっくりお茶でもできたらいいなと思ったけれど、
ご迷惑でしょうからやめておきました。

感じが良くて話しやすかったのは、向こうが窓口業務として
仕事で気を使ってそうしてたかも知れないし。
辞めた職場のお客さんとは、いつまでも関係を持ちたいものでもないかと思いましたし。

結構何でも向こうから話してくる人なので、そういう人が連絡先とか、
今度また、という話をしてこないという事は、そういう事かな、と。

私は30代の終わりに、それこそ30年来の幼馴染に幻滅して縁を切って、
長い友人を失った事に寂しさを感じていたのですが、
でも、別れがあれば出会いもありですね。

こんな年になって、もうあんな親しい友達はできないと思っても、
幼馴染のような自分の過去の全てを知っていてくれるわけではないですが、
形は違えど、一緒にいて楽しい時間を過ごせる友達というのは、
意外とできるものなんですよね。
趣味の繋がりだったり、意外な場所で知り合った人だったり。

友達になりたかった郵便局の女性とは、残念ながらご縁は終わってしまいますが
またどこかの誰かと、仲良くなれるご縁はあるでしょう。

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