母が自分の結婚披露宴を、「消したい過去!」だってさ(笑)

最近、母娘共々、終活を意識した断捨離をしております。
先日は母に、大量の写真の廃棄を頼まれました。
会社の大型シュレッダーで処分して欲しいと。

 

それらは、母の結婚披露宴の様子を写した写真。
「ちょーウゼー。消したい過去!」だってさ。(^^;)

 

それを娘の前で言うか~!?
でも、あのボケ父との過去だもんな。気持ちはワカル。
私も、ボケ父の血を消す為に人工透析受けたいとか思うから。

 

会社のシュレッダーにかける前に、一通り写真をさっと見たけれど

 

どっちも所謂“行き遅れ”で、見合いで結婚した二人。
昭和50年代初期の結婚披露宴で、座敷だったんだね。
結構いっぱい、人が来ていた。

 

母は、名古屋の嫁入りでもないのに、すごいいっぱいお色直ししていた。

 

全部、和装で5着も!
もしかしたら、結婚式の着物も入っているかも知れない。
でも、式と披露宴 併せて5着は多過ぎないかい!?

 

先入観の目で見ているからかも知れないが、
写真の母は、嬉しそう、幸せそうというよりも
“行き遅れ”を脱して、ホッと安心したような顔をしているように見えた。

 




 

それから、見合いで“妥協婚”の為か、
『こんなはずじゃなかった、もっと上を目指したかった。』
とでも言いた気な不本意な顔をしているようにも見えた。

まぁ、それは、母の結婚後の生活を誰よりも知っている私だから

そう見えてしまうのだろう。

 

母は、「ちょーウゼー。消したい過去!」との事ですが、
結婚披露宴の写真を、言われるがままに捨てちゃっていいのかな?
と、流石に私は躊躇したけれど。

 

でも、シュレッダーにかける前に、一通り見て気が付いた。
捨てる写真は全部、写りの良くない自分の写真と、
父と、父側の親族の写真ばかりだった。

 

たぶん、自分が綺麗に写っている写真と、
母側の親族の写真は、ちゃんと取っておいてあるはずだ。

 

それが分かったので、安心して写真をシュレッダーにかけた。

 

3分とかからず、写真は消えていきました。

 

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