認知症のボケ父が入居している老人ホームから、
久しぶりに電話がかかってきました。
どこの老人ホームもそうだと思うのですけれど、
コロナの感染予防で、ずっと家族であれど入居者との面会禁止が続いています。
老人ホームから電話がかかってきたのは、
この度、老人ホームのホーム長が交代になるというお知らせでした。
今までのホーム長は、同じ経営系列の、別の老人ホームへ異動になり、
新しいホーム長も、同じ経営系列の、別の老人ホームから就任されたそうです。
電話をかけてきたのは、新しいホーム長からでした。
電話を受けた母は、前のホーム長をとても信頼していていたので、
ちょっと不満そう。
前のホーム長は、とても元気の良い、賑やかで頼りがいのある方でした。
でも、新しいホーム長は、電話越しでは、
声が若く、大人しそうで、弱そうだったと。
あれじゃぁ、老人ホーム全体を取り仕切れないんじゃないか!?
と母は言うけれど、でも電話で声を聞いただけじゃないの。
確かに、前のホーム長はとても安心感のある人だったけれど、
我々は、まだ新しいホーム長の顔も見ていないから、
どんな人か分からずにいるだけだと、私は思います。
新しいホーム長が良い人だろうと、そうでなかろうと、
いずれにしろ、ボケ父をあそこに入れておくに変わりはありませんから。
我々は従うだけです。
それと、電話で老人ホームの新しいホーム長から、
これからも引き続き当面の間、面会禁止は続くという事もお知らせがありました。
東京都のコロナの感染者数がまた増えてきているし
まだまだ安心はできないので、ご理解下さいと。
老人ホームとしては、絶対に施設からコロナの感染者を出すワケにはいかないので!
という並々ならぬ強い決意を電話から感じられたそうな。
うちは、ボケ父とは山のような遺恨がありますので、
もう顔も見たくない! 面会にも行きたくない!というクチなので、
面会禁止が続いても構わないのですけれど、
普通の家庭ならば、もう半年もの間、面会禁止で、
これからも面会禁止が続くとなると、
生きているうちに顔をみたいとか、顔をみせて安心させたいとか、
やっぱり色々と思うところはあるでしょうね。。。
でも老人ホーム側も、今までコロナの感染者を出さずに
第1波を乗り越えてきて、ここにきて感染者を出してしまったら、
今までの努力が水の泡となり、評判も落ちるだろうし、
という事で、ホーム長が電話で行ったとおり、
絶対に施設からコロナの感染者を出すワケにはいかないのでしょう。
でも、良いんだよ。今まで頑張ってきてくれたんだし、
今も良くやってくれているのだから。
そこまで完璧を求めませんよ。働いているのは人間なのだから。
私は、老人ホームからコロナの感染者が出たとしても、
老人ホームと働くスタッフさんを、絶対に責めたりはしませんよ。
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