新年になって、ご無沙汰している親戚の伯母さんへ、お元気ですか？と
近況を伺うのと同時に、ボケ父臨終の事を伝えようと電話をしまして。
その伯母さんとは、母から見て伯母にあたる人。
85歳。バツイチで3人の子がいる人。
80歳オーバーだけど、ものすごくバリバリしっかりしていて、頭の回転早く、
マシンガントークで、70代前半でも全然通用する人。全然ボケていない。
私から見ると血縁は遠いけれど、同じ東京に住んでいる事もあり、
コロナ前は、母と一緒に年１ぐらいで会ったりしていましたが、
最後に連絡を取ったのは、コロナが始まったばかりの頃でした。２年前ぐらい。
その伯母さんへ久しぶりに連絡したら、伯母さんも喪中だと言う。
なんと去年、一番下の息子が亡くなったという。しかもうちのボケ父とほぼ同じ時期。
息子はまだ48歳。私とほぼ同世代です。
こうなったらもう、ボケ父臨終の話どころではないです。
その人、私にとっては従兄よりかは血は遠いけれど、感覚的には従兄ぐらい近い感じで、
小さい頃は一緒に遊んでくれて、カッコイイお兄さんでした。
だから、親しみがあったので、とても悲しいです。
何故亡くなったかというと、伯母も突然の事でよく分からないのだけど、
息子と奥さんに離婚話が出ていて、それを思い悩んでいて鬱状態になり、
全然食事を取れなくなり、不眠になり、体を壊し倒れて、
どんどん衰弱して亡くなってしまったそう。
癌とか、心臓とか、コロナとか、そういう病気では無いらしい。
そんな事って！
伯母も、息子がそんなに弱って入院している事も知らされず、
連絡が来た時は、もう亡くなってからだったという。
でも、少し前の最後に会った時は、息子が随分痩せていて
「大丈夫なの？」と聞いたら、「大丈夫、元気だよ。」と答えていたそうな。
それを聞いて母も私も、ものすごいショックで。。。
まだ48歳なのに。
仕事もできて良い役職に就いていたみたいだし。
スポーツマンだったから、体も丈夫だと思っていたのに、
何で離婚を思い悩んで鬱になって衰弱してしまったの？
強気で、自信があって、顔も良かったし、その気になれば再婚だってできただろうし
離婚してきれいさっぱり、第二の人生を歩めば良かったのに。
子供だってもう大きくて、子育ては一段落ついていたのに。
もう、なんで？としか言いようがありません。
あの、強くて勇ましかった、親戚のお兄さんが亡くなってしまっただなんて。
人間、40過ぎるといつ何が起きても不思議は無いのかな？
すごく、考えてしまいました。
最初は、離婚の事で悩んで衰弱して死んでしまうなんて、
信じられなかったのだけど、
よくよく考えてみると、それも充分に有り得るだろうな、と思い直しました。
というのも、私にも心当たりがありまして。
離婚の事がストレスで、ストレスというのは自律神経に影響しますし、
自律神経といのは強烈に肉体へ作用しますからね。
私は３年前に、突然、首・肩・背中の筋肉が硬直してしまい、
猛烈な頭痛で倒れ救急車で運ばれました。それで１ヵ月半もの間、ほぼ寝たきり生活。
まったく起き上がれないし、あまりの苦痛で食事もできなかったし、吐いてしまうし。
そうなったのは自律神経からで、私も当時の仕事やボケ父の事で
相当なストレスがありましたから。
医者からは、筋緊張性頭痛。簡単に言えば肩凝り頭痛の類と言われましたけれど、
痛みが無くなって起き上がれるようになるまで相当な時間がかかりましたし、
痛み止めなんて全然効かなかった。
全然、激痛が引かなかったし、睡眠薬ナシでは眠れなくて頭がおかしくなりそうでした。
なので、48歳で亡くなってしまった親戚も、離婚話のストレスから、
私よりももっと強烈に、自律神経がやられて肉体へ作用していたら、
命を落とすまでに衰弱してしまうのも充分あるだろうと思いました。
ストレスで、ただ食欲が無い、眠れない、というだけじゃなかったんだと思います。
肉体にも、相当な激痛と負担が発生して、
それで食べられず眠れず、衰弱していったんだと想像がつきます。
私なら分かる！ 苦しかったんだろうな。
でもなぁ、親より早く死ぬなんて！
とにかく悲しく、残念です。
だから、ストレスというのはものすごく危険なのよ。
軽く見てはダメです。
でも、何で。。。 という気持ちがどうしても残ります。
何でそこまで離婚を思い悩んでしまったのだろう。
無くなった親戚は、親が離婚し母子家庭で、周りと比べると不利な環境であったけれど、
自分の努力と実力と、並外れた実行力で、人生をものにしてきた男でした。
だから、離婚だけは自分の思うようにならなくて、
それで思い詰めてしまって、精神から始まり、肉体まで弱ってしまったのかなぁ？
そうすると、私のように負け慣れしているのも、悪くはないのかなぁ。。。
色々考えさせられる、正月休みだったのでした。
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