70歳オーバーで働いている女性って、スペックが高い

最近、オフィスビルの清掃スタッフのオバチャン（推定80歳前後）とか、
同じ接骨院に通っている、布マスクをくれたオバチャン（推定70代後半）とか、
シルバー世代のオバチャン（お婆ちゃん）と、話をするようになった。

清掃スタッフのオバチャンもそうだし、
接骨院の布マスクをくれたオバチャンも、年齢が70代後半と思うのだが、
まだ働いて収入を得て稼いでいる。

接骨院のオバチャンは、
野菜の泥を落としたり、枯れた葉っぱを除いたりして綺麗にして、
袋詰めして出荷する工場に行っているって。

それから、このブログで何度か記事に取り上げた、
私の独身仲間の、F子ちゃんのお母上も、73歳。
熟年離婚をしたのもあって、今でも病院の清掃の仕事をして働いています。
参照記事⇒熟年離婚した友人のお母上のその後

どういう理由があって、70歳過ぎても働きに出て稼がなければならないか、
それは置いておいて、
70歳過ぎても働いて、年金以外の収入を稼げるお婆さんというのは、
スペックが高いなぁと、私は思うのです。

私の母は、F子ちゃんのお母上より2歳年上の75歳。
仕事は、61～2歳で、パートを辞めて以来、していません。

たぶん、私の母は、もう外に働きに出られないであろう。
私の母が、2年前の、F子ちゃんのお母上と同じ年齢だった時、
同じように、病院で清掃の仕事が出来たか？といったら、
たぶん、無理だったでしょう。

私の母は、75歳の今でも、家計の管理をしているし、
毎日食事の支度をして、炊事洗濯、
細かい所の掃除をして、家の中を普通の家庭よりも綺麗に保っているし、
日用品の買い出しをして重い物を持って帰ってくるし、

今はコロナで行けないけれど、
認知症のボケ父が入居している老人ホームへ、
隣県で遠い所を、電車の何度も乗り換えて、一人で面会に行ったり、

それだけ複雑な事をできる能力と体力はあります。

だけど、人に使われて、雇用されて働く、という事は、
もうできないです。

家の中の事、重労働ができるのは、
それは、自分に決定権や裁量権があって、
自分のやり方で、好きなようにやっているからであって、

人に雇われて、決められたルールや方法に従って、それを覚えて、
時には人に注意されたり指摘をされながら、働くという事は、
もう高齢になった母にはできないだろうなぁと。

たぶん、そういうのに耐えられる忍耐力とか、ストレス耐性が、
もう無いと思います。

実際、60代でパートを辞めた時も、パート先のゴタゴタがあって、
「もう働くの辞めた！　この歳なって人に使われるのはイヤダ！
　パート引退！」
と、キレて辞めたからね。

母は、同じ年代の女性たちよりも、
複雑な事や、難しい事をやる能力はあるけれど、
自分と意見の違う人の下に雇われるのは容認できない性格なのだ。

だから、オフィスビルの清掃スタッフのオバチャンや、
野菜の出荷工場で働く、接骨院のオバチャンや、
病院の清掃をしているF子ちゃんのお母上は、

働いている上で、きっと、ストレスとか腑に落ちない事とか、
イヤな事は、多大にあるのだろうけれど、
それをやり過ごす忍耐力とかストレス耐性とか、
割り切れない事も割り切って、また出勤していると思う。

それもまた、立派な能力の一つだと思うのです。
だから私は、60歳、70歳を過ぎても、
働きに出てお金を稼げるオバアチャンは、
能力が高くて、すごいなーと思います。尊敬する。

だけど、私が70歳になった時に、
そういうオバアチャンでありたいか？といったら、
否！　です。

私は、働かないお婆ちゃんになりたい。。。
私は、40代で早期リタイアを成功させて、
50代では週3ぐらいのパートには出るかも知れないけれど、
60代・70代では、一切、雇用されないお婆ちゃんになるぞ！

その為に今は、黒い物も白だと自分の心を偽ってでも、
社畜に耐えて、ドケチに早期リタイア資金を貯めるのだ！