ボケ父臨終シリーズを書いております。
順番的には、ボケ父が臨終した2日後の、火葬式についての記事になるのですが
ちょっと先に挟みたい事がありましたので、まだ感覚が新鮮なうちに書きますね。
ボケ父の輸血について、詳しい事が判明しました。
ボケ父が入居していた老人ホームで大量の下血をし、救急車で搬送されたのが5月下旬。
それから7月上旬の臨終まで、搬送先の病院に入院していたのですが、
病院の費用の請求が、月末締めで、私に直接ではなく、
入居していた老人ホームへ請求書が送られて、
老人ホームが先に一旦、立替え払いをしてから、
私に請求が来るという流れになっていました。
病院→老人ホーム→私
なので、入院費用の請求や、その明細書が私に届くのが
1ヶ月、2ヶ月後という事になりかなり時間がかかって遅かったのですが
先日、老人ホームから5月分の入院費用の、領収書と詳細な明細書が転送されてきて、
ボケ父の輸血について知ることができたのです。
前述のとおり、ボケ父は突然の大量下血によって、救急搬送され
出血性ショックの為、輸血が必要な事態に陥りました。
参照記事⇒怒涛の週末。ボケ父、老人ホームから救急搬送
⇒延命拒否はできても、輸血拒否はできなかった
それで、ボケ父は輸血をするに至ったのですけれど、
私は輸血をしたという事実しか知らなく、前に請求書が転送された時に、
輸血代が¥7,000(1割負担)だというのは分かっていたのですが、
参照記事⇒ボケ父の入院代(輸血代あり)
今回、領収書と共に明細書が転送されてきたので、
輸血について知りたかった事を知れました。
ボケ父は、明細書によると、輸血は、
・保存血液輸血 200ml が1単位
これは普通の血液の事かな?
・照射赤血球液 日赤 400ml が1単位
日赤から取り寄せて、赤血球の成分輸血をしたみたいですね。400mlも!?
そしてまた、
・保存血液輸血 200ml が3単位(600ml)
・照射赤血球液 日赤 200ml が3単位 (600ml)
なので合計すると、
・保存血液輸血 を800ml
・照射赤血球液 を1,000ml
全部で1,800ml もの輸血をしたようです。
1,800mlって、1.8リットルか! すごいな、相当な量だな!
それだけ下血をして血液が失われたっていう事か。。。
貴重な血液が、ボケ父に輸血され、そして間もなくボケ父は臨終したのか。
輸血の無駄遣い。
平時なら、そうやって延命した事で、
家族や親戚が最期のお別れに来る事もできるので
輸血をして延命する意味は大きかったと思いますが、
今はコロナ禍で、病院側が徹底して面会を受付けておらず、
延命したとしても誰も会わせてもらえないという中で(会いたいかどうかは別として)
ボケ父は1ヶ月半ほども延命され、1人で苦しく生きながらえたって事か。
正直、この輸血は、無意味な輸血だったと思います。
ボケ父も、大変だったであろう。下血の日に逝かせてもらった方が楽だったろうに。
私は、延命拒否と輸血拒否したのよ。
それは、私の意向が80%だけれども、
でもボケ父の身体的苦痛を思って、というのも少なからず20%ぐらいはある。
苦しい思いして延命してもらったって、また寝たきり認知症の要介護4の生活に戻るか、
それ以上の悪い状態の生活になるか、しか道はなかったのだから。
ボケ父、お疲れ。1.8リットルも輸血して大変だったね。
まぁ、お金を捻出するこっちも大変だったけど。
あの世でゆっくり休みなよ。
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